
▲昨年はアーバンシックが優勝(c)netkeiba
京都開催の菊花賞は、2016年から2020年まで5年連続でトラックバイアスが「差し有利」もしくは「超差し有利」と判定。馬場状態や天候に関係なく、例外なく後方からの差しが届くレース傾向だった。
リニューアル後初開催となった一昨年も、上がり1位〜3位の馬がそのまま1〜3着を独占。
昨年は道中の出入りが激しくイレギュラーな展開となったが、それでも1周目のホームストレッチを二桁位置で通過した馬が上位を占めた。
同じ京都芝長距離GIの天皇賞(春)でも、2023年以降は上がり3位以内の馬が3着以内に入った割合が9頭中7頭。勝ち馬はいずれも上がり3位以内。今年は1〜3着を独占。このように、京都芝長距離は、コース構造と馬場から末脚のしっかりしたタイプが結果を出すトラックバイアスが発生しやすい。

▲今週の推奨馬のエネルジコ(撮影:下野雄規)
エネルジコの前走・新潟記念は極端なスローペース戦。外枠から早めに進出した分、脚を使ってしまい持ち味を発揮できなかった。もともと青葉賞のように4コーナー最後方から差し切る競馬が合うタイプ。末脚を発揮しやすい京都芝3000mのトラックバイアの方が力を発揮できる。
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