
▲昨年はドウデュースが優勝(撮影:下野雄規)
今開催の東京芝は雨の影響を受けた開催日が多かったものの、路盤状態が非常に良く保たれている。先週日曜はダートが「不良」となるほどの雨量があったにもかかわらず、芝の馬場状態は「標準」と判定。半数以上のレースは「軽い」馬場コンディションで行われた。開幕から一貫して走りやすい状態が続いている。
今週からはBコース替わり。荒れてきていたインコース部分がカバーされるため、9日間の開催を消化した現在でも良好な路盤がキープされている。週末はやや不安定な天気予報だが、土曜の昼頃には雨が上がり、日曜は晴れ予想。路盤の状態を考慮すれば、悪くても「稍軽い」、基本的には「軽い」馬場コンディションでの開催が想定される。
天皇賞(秋)も2018年以降は「軽い〜稍軽い」範囲で施行されている。極端なトラックバイアスは見られない。したがって、今年もほぼ全馬が持てる力を発揮できる舞台となるだろう。

▲今週の推奨馬のアーバンシック(c)netkeiba
アーバンシックはこれまで10戦中7戦が直線の短いコース。大きなストライドで加速に時間がかかるタイプだけに、本質的には不向きな条件が多かった。加えて前走の馬場コンディションは「稍重い」、2走前は「重い」と苦手な傾向がある。
直線の長いコースでの出走は、4走前に快勝した菊花賞以来。その際の馬場コンディションは「標準」であり、決して走りやすい状態ではなかった。それでも高いパフォーマンスを見せており、今回想定される“軽めの馬場×直線の長い舞台”はベスト条件。過去最高の走りが期待できる。
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