久々の長距離GI制覇なるか。
川田将雅騎手が
メリオーレム(牡3)で
菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の14年ぶり2勝目を狙う。
川田騎手はこれまで
菊花賞に15回騎乗している。4回目の参戦となった10年に
ビッグウィークで初制覇。これが08年
皐月賞の
キャプテントゥーレに続く、2回目の
JRA・GIタイトル獲得だった。しかし、その後は11回騎乗して19年の
ヴェロックスの3着が最高着順。1番人気と2番人気に2回ずつ騎乗しているが、2勝目に手が届いていない。ちなみに
天皇賞(春)を含めた長距離GIというカテゴリーでも、目下23連敗中と悔しいレースが続いている。
今年のパートナーは
メリオーレムだ。友道厩舎の
シュヴァルグラン産駒。ここまで8戦3勝。春は
すみれSが3着、
プリンシパルSが2着で
日本ダービー出走を逃したものの、前々走の
西部スポニチ賞で待望の3勝目を手にした。続く
神戸新聞杯は道悪も堪えて5着だったが、無事に
菊花賞にゲートイン。血統的に距離延長はプラスと思えるので、楽しみなチャレンジとなる。
川田騎手は
JRA・GIを27勝しているが、友道厩舎の所属馬に限ると、意外にも16年の
日本ダービーの
マカヒキの1回だけ。ここで黄金タッグから2頭目のGIウイナー誕生、そして川田騎手にとっては14年ぶり2回目の菊戴冠となることを期待したい。