前走
秋華賞ではレースを引っ張る逃げで
アーモンドアイ(美浦・
国枝栄厩舎)相手に見せ場十分の2着だった
ミッキーチャーム(栗東・
中内田充正厩舎)。今年は
中山牝馬S(3月9日・中山芝1800m)から始動予定ということで、今朝28日はレースでも騎乗予定の
川田将雅騎手が跨って、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番の開門直後に馬場へ向かっているが、馬場内で軽く運動をした後、馬が少なくなった頃にCWコースへ入場。向正面に入るあたりで頭を上げるシーンがあったので、少しテンションが高いのかなと心配したが、そんな素振りを見せたのはそこだけ。あとはスムーズな走りだった。
4コーナーを回るまで、さほど速いラップではなかったが、最後の直線に向いて、手前を替えてからのトップスピードに入るまでの動作が実に機敏。一気に加速して、ゴールを駆け抜けていき、時計は6F84.5〜5F69.0〜4F53.9〜3F39.2〜1F11.6秒。緩急のついたラップは
秋華賞の最終追い切り時と同じ。
3歳秋に感じていたテンションの高さよりも、今は走る方へ気持ちが向いているような気もするだけに、今年の初戦でどんな走りを見せてくれるか楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)