昨年の勝ち馬
ブラストワンピースは暮れに
有馬記念を勝利。2017年の
アルアインは中2週で
皐月賞に挑んで栄冠を獲得、また2013年の
キズナはここから
京都新聞杯を挟んで
日本ダービー制覇に繋げた。
弥生賞、
スプリングSが終わったあとのGIII戦で、微妙な位置づけにあるにもかかわらず、後の活躍馬を多数輩出している。
1.直線が長いコースで速い上がりが必要
出世レースとなっている最大の要因は、速い上がりを使える馬が有利なことだろう。この時期に牡馬が使える重賞やオープンは、中山か阪神の内回りがほとんど。直線が長いコースの重賞として
毎日杯は貴重な存在になっている。2018年は
ブラストワンピースが上がり3F33.9をマークして快勝。2016年には
スマートオーディンが上がり3F32.7秒で勝利した。
2.構えすぎると届かない
少頭数になることが多いこともあって、ペースが緩むことが通例である。2017年の
サトノアーサー、2015年の
アンビシャスのように、優れた決め手を持っていても、前半に序盤に構えすぎると前残りを許す結果に終わることがしばしば。早めに動いていける自在性が必要だ。
3.
ディープインパクト産駒が強い
産駒が出走するようになってからの8年間で、
ディープインパクト産駒が[3-4-4-12]。2017年はワンツーフィニッシュで、2012年には1-3着を独占している。ワンターンの1600-1800戦での
ディープインパクト産駒の強さは周知の通り。
ウーリリはダービー馬
マカヒキの全弟。新馬戦は早め先頭から並ばれて抜かせない着差以上に強い内容だった。負かした相手が
シンザン記念3着の
ミッキーブリランテだったから価値が高い。
トライアルを見送ってここに出走してきたのは、キレ味が活かせるこの舞台を待っていたからと見る。久々での重賞挑戦だが、楽しみのほうが大きい。