前走
クイーンC2着後は一旦放牧へ出されて、3月8日にノーザンFしがらきから栗東へ戻ってきた
ビーチサンバ(栗東・
友道康夫厩舎)。先週から栗東坂路で時計を出し始めているが、今朝21日は帰厩して初めてCWコースで
桜花賞(4月7日・阪神芝1600m)へ向けて追い切られている。
2回目のハローが始まる直前のCWコースで、鞍上には
福永祐一騎手。
アドマイヤユラナスを追走する内容だったが、時計になる前のキャンターから推進力がある、姿勢の良いフットワーク。4馬身ほど後ろから追いかけていくが、向正面からコーナーへとスムーズに追走していく。
最後の直線は内から前へ並びかけるが、残り1F標識の地点で併走。そこからは一完歩ごとに相手よりも前へ前へ出る感じで、ゴールでは1馬身弱は抜け出していた。この時、鞍上の手はさほど動いておらず、自ら前を捕まえたという感じ。
時計は6F83.4〜5F68.2〜4F53.5〜3F38.9〜1F11.8秒とさほど速くない。よって、動き自体が抜群というほどではないが、馬場入りしてから追い切り終了までの雰囲気が本当にいい。まだ絞れる余地もあるし、そのあたりはこれからの調整次第。とにかく、いい感じで大舞台へ向かっているという感じがする。
(取材・文:井内利彰)