きさらぎ賞で重賞初制覇となった
ダノンチェイサー(栗東・
池江泰寿厩舎)。その後は
NHKマイルC(5月5日・東京芝1600m)への参戦を表明しており、4月9日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝18日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
濃霧で視界の狭いCWコースを3頭併せ。入場する時は
サンラモンバレー、
フォイヤーヴェルクと続いて最後方。スムーズにキャンターに移ると、1コーナーの霧中へと消えていった。
4コーナーから直線に向いたところで再び姿を見せ、その時は3頭併せの最内。前2頭を追いかけていたが、その手応えは絶好。持ったままで前との差を詰めていくと、ラスト1F標識手前では前に並び、仕掛けられると一瞬にして相手を引き離した。
時計はラスト1Fのみだが、11.4秒。とにかく鋭くて俊敏な動き。休み明けというよりも成長を促す期間として適度なレース間隔という印象の方が強い。全体の時計がどのくらいだったかが不明なだけに、来週以降はしっかりと全体の動きを見たいところだが、現状では十分に動けている。
(取材・文:井内利彰)