昨年から重賞に格上げされた淀の短距離戦。3歳限定では唯一の1200m重賞であり、ス
プリント路線の拡充を図る礎としてこれから注目度はどんどん増していくことだろう。記念すべき第一回目となった昨年は波乱の結果となったが、今年はいかに。
1.「内枠」「逃げ馬」
オープンだった時期も含めた過去5年で、馬番が5番以内だった馬の成績が(5・3・3・14)、複勝率44%と圧倒的なのに対し、6番以降だった馬は(0・3・1・41)、複勝率9%と不振。圧倒的に内枠有利と考えて良さそうだ。また直近2年で逃げ馬が連勝しており、過去5年で4年連対。逃げ馬も優勢だ。
2.過去のレース・ローテに注目
過去5年で馬券になった15頭中、実に12頭は前走距離が1400m〜1600mだった。距離短縮のローテでここに臨む馬が好成績だ。また過去にダートを走った経験のある馬が5頭馬券になっていることにも注目したい。小回りである京都内回りという条件であるため、瞬発力よりはダート寄りの持続力や小脚が問われやすいのだろう。
3.間隔が開き過ぎている馬は軽視
昨年は新設重賞ということもあり、前走から間隔を置いて出走してきた馬が例年より多かったが、中9週以上開けて臨んできた8頭は全て着外だった。過去5年を見ても中9週以上のローテで馬券に絡んだ例はない。休養明けの馬は割り引いて考えた方が良さそうだ。
ココフィーユは前走初のダートで全く流れに乗れなかった。参考外で良いだろう。前々走のニュージーランドTでは直線の坂でぱったり止まってしまったように、平坦の京都に替わるのはプラス。また重賞でも先行できるスピードがあり、1200mでも踏み遅れる心配はない。