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【日本ダービー】コントレイルが無敗2冠!父ディープ以来15年ぶり7頭目快挙

デイリースポーツ
  • 2020年06月01日(月) 07時00分
 「日本ダービー・G1」(31日、東京)

 先週のオークスに続き、またも無敗の2冠馬が誕生した。好位を進んだ1番人気のコントレイルが直線鮮やかに抜け出し、父ディープインパクト以来、15年ぶり7頭目となる快挙を達成。7262頭の頂点に立った。今後は父と同じく無敗の三冠達成を目指し、菊花賞(10月25日・京都)参戦が表明された。

 誰もいない静かなスタンドを、揺るがすような強さだった。無敗王者の行く手をさえぎるものはない。緑のじゅうたんが敷き詰められた府中の長い直線。ラスト300メートル手前で、コントレイルが馬場の真ん中から堂々と抜け出すと、懸命に追いすがるサリオスを3馬身切って捨てた。父ディープインパクトと同じゼッケン「5」を身にまとい、息子も同じ無敗の2冠を成し遂げた。

 「疲れました」-矢作師が深いため息とともに声を震わせた。皐月賞を勝利した直後に「少しだけ休ませてくれ。また眠れない日が来るんだから」と笑ったが、想像以上に厳しい日々だった。単勝1・4倍。断然の1番人気に、「これほどのプレッシャーは調教師になって初めて。頑張ってくれた馬はもちろん、携わってくれたみんなに感謝したい」と頭を下げた。

 1歳の冬に球節を痛めた。競走馬にとって大事な育成の半年間、全く調教することができなかった。「それを思うとすごいこと。調教を始めて実質1年半だからね。ただひと言“強い”と思った」と改めて、愛馬のポテンシャルに胸を張る。

 12年ディープブリランテに続く2度目の制覇。「ゴールの瞬間は肩の荷が降りた」と感慨深げにほほ笑んだ。14度目の調教師試験で合格した苦労人。それだけに貪欲に勝利へこだわる。“仕事も遊びも全力で”をモットーにスタッフの士気を高め、「一銭でも多くぶん獲ってこよう」と励まし、国内外の数多くのビッグタイトルを手にしてきた。

 次は新たな偉業達成が目標となる。「“秋は国内に専念。三冠を獲りに行くゾ”と、オーナーから今言われました」と菊花賞参戦を明言した。父ディープインパクトと同じ無敗の三冠馬へ。2冠達成は静かだっただけに、「今度はファンの皆さんに目の前で応援してもらいたい」と秋に思いをはせた。

 「遊びながらダービー馬になりました」という福永の言葉を受けて、「完成?底知れなくて、いつとはいえない。ホントにすごい馬だよ。父の晩年の最高傑作にしたい」と歴戦の闘将をうならせる逸材。87代ダービー馬の行く手は燦々と輝いている。

提供:デイリースポーツ

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