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【勝負の分かれ目 京成杯】姉を彷彿させる力強さで、グラティアスが完勝

  • 2021年01月17日(日) 17時15分
 クリストフ・ルメールが騎乗する1番人気のグラティアスは、内めの3番枠から他馬とほぼ横並びのスタートを切った。そこから無理にはポジションを取りには行かず、出たなりで進む。内の2頭が前に行き、外から他馬に来られて囲まれる形になったが、グラティアスは首を上げることもなく、まったく動じず自分のペースでストライドを伸ばす。

「今回は馬にとっていい勉強になりました。別の馬の後ろで我慢して、リラックスできました」とルメール。

 正面スタンド前で掛かることもなければ、追っつけられることもなく、好位の内を気持ちよさそうに走っている。

 逃げ切った前走の新馬戦とはまるで異なる展開になりながらも、いとも簡単に適応している。1、2コーナーでやや行きたがっているかに見えた局面もあったが、「掛かる」というより、「抜群の手応え」といった走りだ。

 向正面でも3番手の内という絶好の位置を保ち、3、4コーナーでペースが上がっても楽について行く。

 直線に向くと、ルメールは迷わず馬場の悪い内埒沿いを進ませた。ゴーサインの左ステッキを合図に力強く末脚を伸ばし、2着を2馬身半突き放してゴールを駆け抜けた。

 1000m通過が1分3秒7という緩い流れのなかでも折り合い、他馬を気にすることもなければ、荒れた馬場を苦にすることもなく、勝ち切った。

「飛びが大きいですけど、今日はすぐトップスピードになり、楽勝でした」とルメール。

 父がハーツクライにかわったぶん、半姉のレシステンシア(父ダイワメジャー)より距離やレースぶりに幅が出た印象だ。それでいて、ゴール前で押し切る力強さは、姉のそれを彷彿させる。

 ミルコ・デムーロが乗った2着のタイムトゥヘヴンは、押し出されるような形ではあったが、ハナに立ってスローに落とし、直線では馬場のいいところを通って粘り込もうとする、完璧な立回りを見せた。それで2馬身半もの差がついたのだから、現時点では力の差があるということだろう。

 グラティアスの強さばかりが目立つレースになった。

(文:島田明宏)

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