「
凱旋門賞・仏G1」(10月2日、パリロンシャン)
日本競馬界の悲願達成へ、
川田将雅騎手(36)=栗東=が
ディープボンドとのコンビで虎視たんたんと一発を狙っている。「とても穏やかで賢い馬だなと思います」。現在、自身は初の年間リーディングに向け、首位を快走するなど絶好調。21年はBCフィリー&メアターフ(
ラヴズオンリーユー)を日本人騎手で初めて制覇し、世界の頂も味わっている。
誰もが知るトップジョッキーとなった川田にとっても、
凱旋門賞は特別なレースだ。19年
ブラストワンピース11着以来4度目の挑戦だが、「日本人ジョッキーがなかなか乗れるレースではないですからね。光栄に思いますし、責任も感じています。日本馬がこれだけ毎年チャレンジして、まだ勝ち切れていない。その中で『何としても』という競馬界、ファンの思いも感じますね」と引き締まった表情をのぞかせた。
今回、日の丸を背負って臨むのは4頭。「その中でも
ディープボンドが一番いい成績を挙げられるように仕事を全うしていきたい」と腕まくり。21年14着に終わった相棒の真の実力を示すべく、こん身のステッキを振るう。
提供:デイリースポーツ