スマートフォン版へ

川田将雅騎手が史上初の桜花賞3連覇にチャレンジ 武豊騎手も成し遂げていない偉業なるか

  • 2024年04月02日(火) 11時45分
 大偉業にチャレンジだ。川田将雅騎手クイーンズウォーク(牝3、栗東・中内田充正厩舎)で、史上初となる桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の3連覇に挑む。

 これまでに桜花賞を連覇した騎手は、川田騎手を除いて5人いる。古い方から77〜78年の福永洋一元騎手、93〜94年の武豊騎手、95〜96年の田原成貴元騎手、06〜07年の安藤勝己元騎手、18〜19年のC.ルメール騎手。いずれも錚々たる名手だが、連覇の翌年の成績は順に不出走、2着、不出走、12着、6着。95年の武豊騎手ダンスパートナーでの2着が最高着順となっている。他にも惜しいケースは多くあり、河内洋元騎手は86年、88年、90年、92年と「隔年4連覇」を達成、安藤勝己元騎手は09年1着→10年2着→09年1着で「準3連覇」を果たしているが、3連覇は1人もいない。

 他のクラシックでも3連覇は簡単ではない。長い競馬の歴史において、達成者は僅かに2人だけ。1人目は渡辺正人元騎手で、皐月賞を58年にタイセイホープ、59年にウイルデイール、60年にコダマで勝利。もう一人は嶋田功元騎手で、オークスを72年にタケフブキ、73年にナスノチグサ、74年にトウコウエルザで制している。しかし、その後は今年までちょうど半世紀、1人もクラシック3連覇を達成した騎手はいない。

 川田騎手は一昨年に7番人気のスターズオンアースを勝利に導き、14年のハープスター以来となる桜花賞2勝目をゲット。そして昨年は圧倒的1番人気のリバティアイランドで鮮やかな追い込みを決めた。今年勝てば、5勝の武豊騎手に次いで、4勝の安藤勝己元騎手、河内洋元騎手、田原成貴元騎手と並ぶ、2位タイの4勝目。そして前人未到の桜3連覇となる。

 今年はクイーンズウォークに騎乗予定。GI馬グレナディアガーズの半妹という良血で2月のクイーンカップを制しており人気を集めそうだ。日本人ジョッキーをリードする絶対エースが、新たな勲章を手に入れることができるか。どんな時も冷静沈着な手綱捌きに要注目だ。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す