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経営者として牧場を再生させた紗栄子の手腕

  • 2021年04月27日(火) 20時40分
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 栃木県の那須。のどかな畑が続く道を行くと『那須ファームヴィレッジ』がある。

 紗栄子は昨年8月からこの牧場の経営者として働いている。

 2017年にロンドンに移住した彼女が、住民票を栃木県に移し那須の牧場を運営。実際に草をむしり、馬達にえさをやり、動きまわる姿はとても自然に溶け込んでいた。

 もともと乗馬をするために訪れていたこの牧場。昨年5月に経営者が変わり従業員の雇用やそこにいる馬たちの行く末が危ぶまれていると聞き、いてもたってもいられなくなったという。

「牧場経営するなんて、もちろん考えていなかったけれど、なんとかならないかと従業員の相談を受けるうちに、もう私がやるしかない!と背中を押される気持ちで決断できました」

 コロナ禍にもかかわらず、やるからには本気で向き合おうと昨年8月には那須へ移住。行政とのやりとりや、荒れた土地の修復など自ら駆けまわった。そして従業員10名と馬19頭はそのまま残れることになった。 

「ここにいるのは、高齢やケガで活躍できなくなってしまった元競走馬や競技馬。そんな子たちが余生をゆったり過ごせるように、厩舎を増やしてもっと受け入れられるように計画してます」

 入場は無料。広大な敷地の整備、管理だけでも莫大な費用がかかっているはずだが、収入源はホーストレッキングや馬との触れ合い体験、トラクターツアー、レストランと週末だけオープンするカフェ、オリジナルグッズの販売。あとは芸能活動の収益から補填しているという。

 昨年のリニューアル後、自粛ムードが高まり来場者が減ってしまったが「スタッフと『このままじゃまずいよ!』オリジナルグッズを開発。来られない方たちにも牧場の風を届けられるように、とECを始めました」

 紗栄子自ら生産者のところへ足を運び、選び抜いた商品はデザインや発送もできる限り外注せずに自分達で行い、極力コストカット。

 これまで被害の現場を訪れてきた経験から、災害が起こってしまった時の支援と災害に備えるための活動、自宅待機用備蓄セットや防災セットの販売も行い、利益は支援活動への寄附金に充てている。

 2000年にデビューして20年以上たつ紗栄子。「芸能人として、次のフェーズに入ったと思っています。芸能界のお仕事で得られる発信力、影響力を正しく使って、私の役割は何なのか、これからも答えを見つけていきたいです」
ネタ元のURL
https://www.news-postseven.com/archives/20210427_1652625.html?DETAIL

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