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ミンナノヒーロー3連勝、JRA復帰可能に

  • 2021年06月19日(土) 21時14分
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 オグリキャップの孫・ミンナノヒーロー(牡4歳、佐藤祐司厩舎)が15日、岩手・水沢競馬場で3連勝を飾った。これでJRA復帰条件をクリアしたが、次走は芝コースもある盛岡競馬場でのレースを予定。さらなる成長が楽しみだ。

 眠っていたオグリ一族の熱い血が騒ぎだしたかのようで、力強い走りは応援するファンの胸を打つ。「鉄の女」トウホクビジンのつながりで縁が深い岩手の地から、苦境に立つ笠松を元気づけ、再生への勇気を与えてくれている。

 オグリキャップは、日本競馬史上最高のアイドルホースであり永遠のヒーロー。笠松復興の守り神でもあり、2度の骨折・手術から立ち上がって頑張る孫の姿を喜んでいることだろう。
 
 初めての1400メートル戦も手綱を持ったままで後続を引き離して大差勝ち。1分29秒5の好タイム。気合を入れて追っていればもう1〜2秒速く、B級以上でも勝てそうな走りだった。村上騎手の進言もあって、水沢で3勝を挙げてJRA復帰を確定させ、初コースとなる盛岡ではプレッシャーなく走らせようという狙いだ。

 生産者でオーナーの佐藤牧場(北海道新冠町)では「無事ゴールし、中央復帰の権利を獲得しました。レース後、問題がなければ、盛岡開催で出走する予定です。応援ありがとうございました」とツイッターで感謝のコメント。ファンからは「強すぎてびっくり。おじいちゃんも喜んでいる」「みんなの夢を乗せて走ってほしい。中央復帰、ワクワク」などと祝福のメッセージが多く寄せられた。

 まだC級クラスでの3連勝。相手関係に恵まれてではあるが、517キロの雄大な馬体から繰り出すフットワークは力強い。JRA復帰後への夢は膨らむ。

 佐藤祐司調教師は「馬が力まないようにとスタートを切ったら、モサッと出てしまった。(村上騎手は)一瞬2番手からの競馬もよぎったが、抑えるのに苦労すると思い直し、先頭を奪ったという。次走については、左回りも経験させておきたいので、盛岡開催のどこかで走らせたい」とのこと(ローレルクラブ近況報告)。

 芝コースもある盛岡では、距離やコース適性を試せるチャンスもある。佐藤調教師は、5月の初勝利後には「ファンが多い馬で、中央の戦いの場にお返しするのが最大の役目」と話していたが、JRAに戻っても広いコースや多頭数での競馬に戸惑わないよう、岩手で経験をもう少し積んでから復帰させたい意向だ。
ネタ元のURL
https://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/play/keiba/210618-79895.html

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