＜ドイツダービー＞◇4日＝ハンブルグ◇G1◇3歳牡牝◇芝2400メートル◇出走20頭

アンドレアシュ・シュタルケ騎手（47）のシスファハン（牡3、H・グリュー、父イスファハン）が第152回のドイツダービーを制した。勝ちタイムは2分34秒56。

シュタルケ騎手はこれが6年ぶり8度目のドイツダービー制覇で、ゲルハルト・ストレイト元騎手（故人）に並ぶ最多勝利タイ記録となった。

豪快なゴール前の大外強襲劇だった。最終コーナーでは後方4、5番手を走っていた6番人気のシスファハン。シュタルケ騎手が20頭の一番外に持ち出すと、グングン加速し、内の馬群から抜け出していた1番人気アルターアドラー（牡3、W・ヒクスト、父アドラーフルーク）をゴール寸前で鮮やかに差し切り、1馬身4分の1差をつけてゴールした。シスファハンはフランス産馬だが、16年のドイツダービー馬イスファハン（父ロードオブイングランド）の初年度産駒で父子制覇となった。

昨年サウジアラビアの騎手招待競走で優勝し、今年の独1000ギニー（G2）制覇などドイツで大活躍中のスイス人女性騎手、シビル・ヴォークトが騎乗した伏兵イミ（牡3、P・シールゲン、父テルテュリアン）が3着。日本でもおなじみのフランスの女性騎手、ミカエル・ミシェル騎手のナシドは15着だった。

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