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「メイケイエールに秘策あり!」

  • 2021年09月17日(金) 21時19分
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 お久しぶりです。栗東・山本です。夏競馬も終わり、トレセンでも帰厩した大物をよく見かけるようになり、いよいよG1シーズンが近づいてきた感じがしますね。

 秋のG1シリーズ第1弾は10月3日のスプリンターズS。各陣営、着々と準備を進めていますが、今週、メイケイエール(牝3歳、栗東・武英)の背に見慣れないジョッキーを発見。新コンビの池添騎手でもなく、春まで調教をつけていた富田騎手でもありません。よくよく見ると、なんとその姿、高田騎手でした。

 高田騎手といえば障害レースの名手ですが…。ではなぜ?早速、武英師を直撃すると、「エールは目の前じゃなくて遠くを見ているんです。そこで、なるべく目の前を見て飛ばそうと、丸太をまたがせているんです」と教えてくれました。

 「人間だと渋滞のところにそのまま突っ込むと危険だと分かりますが、エールは遠くを見ているから前に馬がいてもかかって行ってしまう。あの子はそういうところに恐怖心がないんですよ」。“暴走”の理由がはっきりしているだけあって、改善には「やれることは何でもやろうと思って始めました」と指揮官はうなずきます。

 でも、障害練習はその後の疲労などがありそうなイメージ…。勝手にそう思っていましたが、「馬に対して大きな負担はないですよ。それでもトモの使い方が変わってきたりしますし、これまでやってきた馬でも結構効果がありましたから」とその点の心配もいらなさそう。


 「これまで7戦して、どのレースでも1回は先頭に立っているんですよね。前にいる馬を抜かさなかったことがない。今までの名馬でもなかなかこんな馬はいないと思います」

 誰よりも前に出る…競走馬としての根本的な部分においては、競馬史をたどっても随一なものを秘めているのは確か。開業4年目の若手調教師の試行錯誤が実れば、とんでもない大仕事をしそうな予感…。レース本番2週前にして、個人的な断然本命候補が出現。早くもワクワクが止まらない金曜日でした。
ネタ元のURL
https://www.daily.co.jp/horse/writer_blog/2021/09/17/0014686034.shtml

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