第一線を引いた競走馬による馬術競技大会「RRC(引退競走馬杯)障害馬術」が20日、綾川町の農経高競技場で開かれる。四国初開催でGII優勝馬など26頭が出場。一般来場が可能で、戦う場所を競馬場から変えたサラブレッドの華麗なジャンプやスピードを観戦できる。
RRCは、多くが殺処分される引退競走馬にセカンドライフを用意するとともに、人気のあった引退馬を通して乗馬や馬術競技を普及しようと、全国乗馬倶楽部振興協会が2018年度から開催。引退馬は全国の乗馬クラブなどに所属しており、21年度は各地で地域大会が計18回開かれ、上位馬が12月のファイナル大会に進出する。
農経高の大会に出場する26頭は、中央、地方競馬の競走馬として登録された3歳以上の馬。このうちディープインパクトを父に持つシャイニングレイ(18年引退)は、14年のGIIホープフルステークスやGIIICBC賞などを制し、賞金1億3千万円超を獲得している。
選手も全国各地から集結。県勢は、ライディングクラブritmo(さぬき市)所属の松永大が競走馬として42戦3勝のラディウス(現名称アーチ)、農経高馬術部出身の石崎杏奈(京都・高宮ライディングパーク)がゼットレオ(現名称エルフィ)と出場する。
農経高の大会は、21年度の障害馬術の最終地域大会。19〜21日にある恒例の「主基杯大会」(同実行委主催)に組み込んで開催され、20日午後2時40分から、11障害12飛越の1種目を行う。観戦無料。
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