クイーンアンSでGoldikovaを下してG1競走5連勝を達成したCanford Cliffsに、今秋のブリーダーズカップマイルでこのレースを三連覇中のGoldikovaと再戦するプランの存在が判明した。リチャード・ハノン調教師の息子で調教助手のリチャード・ハノンJr.が語ったことによるもの。
ハノン厩舎は昨年、G1競走3勝馬のPaco BoyでたびたびGoldikovaに苦杯をなめさせられており、Canford cliffsがマークしたクイーンアンSの勝利は格別のものとなった。
Canford Cllifsはヘファーシンジケート、マイケル・テイバー、デリック・スミスの共同所有馬で、これまでに愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスS、ロッキンジS、クイーンアンSを勝っている。
【補足という名のつぶやき】
このニュースのポイントはこれです。
「BCが大嫌いなリチャード・ハノンがBCに参戦!? しかもこんな早い時期に参戦プランを明らかにしただと!?」
というのもハノン師、BCには1991年に初参戦したのですが、この年の出走馬は競走中止、翌年の出走馬は予後不良と散々な結果でして、それにブチ切れて「もう来ねえよ!ウワァァン!!」となって、以来長い間参加しなかったんですよね。昨年Paco Boyで18年ぶりに管理馬を送り込みましたが、彼自身は渡米せず、息子にまかせっきりでしたし。そんな陣営が早々と参戦を表明したのは、よほどクイーンアンSの勝利が自信になったのでしょうか。
もひとつ余談ですが、共同馬主のひとり、マイケル・テイバーはクールモアグループとつながりのある人物です。来年からクールモアスタッドで種牡馬入りすることは既定路線でしょう。
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