先週の函館競馬では、実に5度もコースレコードが更新された。特に芝1200メートルは土曜11R、日曜8Rで塗り替えられたレコードが、函館スプリントSで1分6秒8にまで“進化”。芝1800メートルも約29年ぶりに更新されるなど、レコードラッシュとなった。
開催前から、厩舎関係者も予想する側も、「時計のかかる洋芝」、「力の要る函館の馬場」といった言葉を頻繁に使っていたが、“白紙撤回”せざるを得ない状況だ。この背景にはいったい何があったのだろうか。
JRA発表の、函館コースの芝丈は10〜14センチで前年と同じ。ただ、例年と違うのは、冬期間の降雪量が平年の3分の2程度しかなく、雪解けが早かったことが挙げられる。また、開幕週を前にして、1週間の降雨量がわずか1ミリと、この時期の道南にしては珍しいほど天候に恵まれた。騎手たちが「馬場がいい」と口をそろえたことは、2つの自然現象によるものが大きい。
- ネタ元のURL
- http://race.sanspo.com/smp/keiba/news/20170620/etc17062005020001-s.html