函館記念というと一時期は「巴賞の上位馬を切り、買い馬を買う」という方針で穴馬券が取れたものだが、05、06年のエリモハリアーによってその傾向も崩されてしまった。
そこで基本に立ち返って函館記念の過去10年を振り返ってみよう。
過去10年というとすべてハンデ戦になるので、前走斤量からの変動を見てみると、
増減無し 4-2-1-21/28
勝率14.3% 連対率21.4%
単回収率81% 複回収率63%
今回増 0-2-1-13/16
勝率0.0% 連対率12.5%
単回収率0% 複回収率36%
今回減 6-6-8-81/101
勝率5.9% 連対率11.9%
単回収率157% 複回収率112%
ということで、斤量減組を狙わないことにははじまらない。
ただ、この組は連対率が示す通り、ハイリスクハイリターン。ある程度効率の良い選り分け方が必要だ。
結論を言うと、「オープン実績(重賞でなくてもいい)があって斤量減」というパターンが良いのではないだろうか。エリモハリアーもそうだが、巴賞勝ちから1年おいての好走となったヒマラヤンブルー、万馬券決着となった2001年の1、2着馬などがすべてこれにあてはまる。単に斤量が軽いというのではなく、ある程度力の裏づけがないといけない。
斤量以外では、距離適性に目を配りたい。
過去10年を振り返ると前走2200m以上のレースに使われていた馬は[0-0-1-9]で、前走2000m組も[2-0-0-13]。2001年以降は人気サイドの3頭が飛んだのを含め、好走馬が出ていない。
小回りかつそれなりの頭数が揃うということで、立ち回りのうまさも要求されるのが函館記念。距離適性が長めの馬にはどっしり構えるタイプも多いので、その点で相性が悪いのではと想像する。
今週末は「POGダービー」の月間賞レース!勝ち馬を指名してダビスタをゲットしよう!