秋華賞で1000万馬券が出たので、それに触発されて菊花賞でも穴狙いをしてやろうという競馬ファンの方も多いことだろう。
そこで今回は、「菊花賞で超人気薄が来るとしたらどんなパターンか」ということを考えてみたい。
といっても、それをひとつの条件に集約できるようなうまい話はもちろんない。そこで、過去の人気薄激走馬を振り返って、1頭ずつ「ポジティヴファクターがあるとすれば何だったか」ということを考えていきたい。今年の登録馬に共通項を持つ馬がいたら、それに乗ればいいわけである。
まずなにをもって「人気薄」とするかという問題があるが、フルゲート18頭の人気上位3分の1を除くという意味で、7番人気以下・3着以内の馬を対象としたい。
「ポジティヴファクター」をざっと箇条書きにするとこんな感じか。
・ソングオブウインド→全戦3着以内で重賞でも2、3着。単はともかく複穴としては買えた
・デルタブルース→上がり馬の基準である1000万条件勝ちをクリア。父が菊花賞馬
・ヒシミラクル→1000万勝ち+父が既に菊花賞馬を出していた
・ファストタテヤマ→京都で重賞2勝+父が菊花賞馬
・マイネルデスポット→先行力はあった。昭和63年に18番人気3着したアルファレックスも、先行力で穴をあけたタイプ。
・ダイワオーシュウ→前走重賞2着+父が長距離穴馬の定番リアルシャダイ。
・トウカイパレス→900万下勝ち+前走京都新聞杯で不利がありつつ4着。
・ホッカイルソー→ほとんどのレースで4着以内、皐月賞2番人気。
・ステージチャンプ→スプリングS・1番人気。父リアルシャダイ。
・フジヤマケンザン→900万下勝ち+嵐山S・2着。
ざっくりまとめると、「長距離重賞に強い定番血統」、「安定味」「先行力」「どこかで重賞連対か、人気になったことがある」といった属性がカギになりそうだ。
今回の登録馬であてはまりそうな馬のうち、一番人気薄っぽいのはメイショウクオリアあたりか。京都で重賞勝ちがあって父が菊花賞馬でそれなりの位置を取れる。
……さすがに私は◎にする度胸はないが、ヒモには加えてみたい。
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