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週刊サラブレッド・レーシング・ポスト

  • 2002年02月20日(水) 00時00分
 今やバレッツを凌いで2歳トレーニングセールの最大手になろうとしている、ファシグティプトン・コールダーセール。今年の開催が来週の火曜日(26日)に迫った。

 上場番号#62は、父がチャンピオンサイヤーのストームキャット。母がアルゼンチンの1000ギニー馬フォンテマーという超良血の牡馬。

 #81は、サンダーガルチが1年だけリースで日本に供用されていた年に種付けされ、翌年産まれた日本産の牡馬だ。母がフランスの重賞入着馬と、牝系も悪くない。

 #99は、いよいよ残り少なくなってきた父ミスタープロスペクターの牡馬。姉にG1オークリーフS勝馬ティピカリーアイリッシュがいる。

 #135 は、昨年11月のG1シガーマイルの勝馬レフトバンクの半妹。父タッチゴールドにとって初年度産駒となる1頭だ。

 #137 は、1歳時に50万ドルという、今回の上場馬の中では最も仕入れ値が高かった、父ワイルドラッシュの牡馬。

 #213 は、JCにも来日したBCターフ3着馬フラッグダウンの半弟(父シアトルスルー)。これも、当歳時に32万ドルという高値で仕入れられた馬だ。

 #228 は、17日に催された1回目の公開調教で、1Fの時計としては最速の10秒2を叩き出した馬。父グランドスラムの初年度産駒となる牡馬で、兄に日本で現役で走っているエイシンアベリーヌ、母の兄弟にG1シガーマイルの勝馬レフトバンクがいる。

 #274 は、17日の公開調教で2Fの時計としては最速の21秒2をマークした,父ゴーンウェストの牝馬。母ヴァーヴェイスルがG1メイトロンS2着馬と血統も一流で、牝馬ながらセール最高価格馬の候補と言えよう。

 この他、日本で走った馬の近親として、G1NHKマイルC2着馬トーヨーデヒアの半妹(#2、父ピーションヴィル)、ダート重賞で活躍したストーンステッパーの甥(#24、父アンブライドルズソング)、オープン特別バイオレットS勝馬マイネルエーレの半弟(#33、父オナーグレイズ)、オープン特別の菖蒲S勝馬バクシンヒーローの半弟(#240、父ワイルドラッシュ)、G2京王杯2歳S勝馬シベリアンメドウの半妹(#252、 父ギルディッドタイム)、G3ユニコーンS2着馬マチカネランの半妹(# 290、父デピュティコマンダー)らがいる。

 結果は、再来週のこのコラムで。

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1959年(昭和34年)東京に生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の製作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬に学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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