今週の日曜は小倉記念、UHB杯、NST賞と3場のメインがすべてハンデ戦である。
それを記念して(?)今回はこんな調査をしてみた。
今年の7/19から遡って1999年までの10年強を対象に、OP特別とG3のハンデ戦戦歴を取り、芝ダート別・距離別で斤量変動が馬券に影響を及ぼしやすい条件を探そうというのである。
対象となったレースは529レース。全馬均等買い時の回収率は単86%・複83%。まず総合的に見てみると、前走からの斤量減は大きければいいというものではなく、1〜1.5kg減で十分(回収率単112%・複90%)。それ以上減ると表が入りすぎるし、そもそも単なる実力不足で負ける率も高い。
反対に斤量増も1〜1.5kgくらいならさほど気にする必要はない。ただ、2kg以上だと連対率はともかく回収率が悪くなっている。
では、先述した斤量減のスイートスポット、1.5kg以下減(0.5kg減も含む)の馬、のべ1424頭を対象に、効果が強く出た条件を挙げてみよう。
芝は1600mと2000mで効果が高い。一方で1400m以下ではかなり回収率が低く、1800mも良くない。長いところでは[2-1-2-3]とサンプルは少ないが、2600m(みなみ北海道Sしかないのだが)で効果が出ている。
ダートは全体的に芝より回収率が低く、狙うならば1800m以上が条件となる。
一方、増えても持ち耐えられる斤量0.5〜1.5kg増組はどうか。
こちらは芝だとやはり1600m・2000mが回収率面では買い。ただ連対率等では前後の距離よりも落ちる。つまり穴傾向が強くなっている。1400m以下は人気サイドなら買えるという感じ。一方、2400m以上ではあらゆる指標が高く、文句なしに買いだ。
ダートでは1800mで文句なしに買い。1700mは人気サイドの馬ならなんとか。1400mはいまいちで、1200mはさらにいまいち。
もちろんこの傾向が全馬にあてはまるわけではないし、あくまでOP級に限った話である。選択に迷った時などに基準にしてみるとよいのではないだろうか。