ドリームジャーニーの回避が決まったことで、天皇賞・春に出走するGI馬はマイネルキッツだけになった。
そのマイネルキッツが1番人気になるかというと微妙なところで、フォゲッタブルが1番人気に推されるような予感もある。
天皇賞・春における、GI勝ちの無い1番人気馬。昭和からの競馬ファンならば、悪い予感のするところである。スダホーク、スルーオダイナ、エアダブリン……それぞれステイヤーとしての資質はあったはずなのに、連対もできなかった。
ここで改めて、GI実績別の天皇賞・春における1番人気馬成績(グレード制導入の1984年以降)を整理してみよう。
1.複数のGI勝ちがあった馬
[5-3-0-1]
唯一連を外したのは、92年のトウカイテイオー(5着)。
2.1つだけGI勝ちがあった馬
[4-0-3-2]
勝った4頭はいずれもその後もGIを勝っている(メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー)。反対に負けたのべ5頭はその後もGIを勝っていない(ホリスキー、シルクジャスティス、ナリタトップロード、アサクサキングス2回=現役)。
3.GI勝ちの無かった馬
[1-0-2-5]
唯一の連対(優勝)はタマモクロス。
ドリームジャーニーがいなくなった時点で、1.の候補馬はいなくなった。
マイネルキッツが1番人気になった場合、勝てば将来さらにGIを勝てる可能性が広がり、負ければもうGIを勝てないということになる(あくまで先述の傾向通りとした場合)。
他の馬が1番人気になった場合、穴党としては蹴飛ばす余地が出てくる。このジンクスを跳ね返すには、タマモクロス級のポテンシャルが必要ということになる。
あくまでたかだか合計26回の傾向をもとに私が勝手にまとめただけだが、結果+未来はどうなるだろうか?