今週は函館記念。函館記念で本命狙いという人はなかなかいないことだろう。「ここまでみんなが穴狙いだと、いい加減本命サイドのオッズがおいしいのでは」ということも毎年言われているが、結果としてそのおいしさにありつけたケースは無いというのも事実である。
しかも、今年は3連複が導入されたというタイムリーさもある。どうせなら、とてつもない穴狙い3連複馬券を買ってみたいところでもある。そこで、馬連導入後の10回のうち、馬連が万馬券になった8回について、3着まで含めた人気順を再確認しておきたい。
年度 1着 2着 3着
92年 13* 6 5
93年 11☆ 7☆ 8☆
95年 4☆ 12☆ 7☆
97年 2 14☆ 10☆
98年 9☆ 5 1☆
99年 6* 10 16☆
00年 14 7* 2☆
01年 9☆ 14☆ 10☆
*をつけたのは前走が条件戦だった馬、☆をつけたのは前走が函館芝1800mのオープン(開催順序が札幌→函館だった時期の、道新杯を含む)だった馬である。
七夕賞のように、条件クラス→オープンの壁が薄すぎて荒れてしまうタイプの重賞もあるが、函館記念については、それほど同種の原因は見られないようである。しかも、*マークのついた3頭は、いずれも前走で同じ北海道戦の条件戦で優勝していた馬であり、今年の出走馬に同種の出走馬がいたとしても、さほど多くはないことだろう。
一方、やはり目立つのは☆マークの多さである。8回のうち、☆マーク馬がいないのは92年だけ。☆マーク馬3頭で決まったのが3回、2頭入ったのが2回ある。
しかもそのうち人気サイドだったのは2頭だけなので、今年も予想は「巴賞の結果をひっくり返す」というところがスタート地点になるだろう。