今週は東西ともG1が無い週ということで、関西のG3になるがファンタジーSのお話をさせていただきたい。
実は今回登録しているうち、タガノラフレシアについて非常に関心を持っており……というかぶっちゃけて言えばPOGで指名しているわけだが、それゆえに「距離延長」が非常に気になるのである。
ご存知のようにタガノラフレシアは1200mでしか勝ったことのない馬。1400mはダリア賞の2着があるが、当時よりは2歳オープンの層が厚くなっており、牝馬限定であっても厳しい戦いになることが予想される。
そこで今回は、「距離延長」をテーマに考えてみた。対象はファンタジーSと同じ、「2歳・芝1400m・オープン、重賞」の前走距離別成績である。
(連対率-単回収率-複回収率)
1200mから(19.7-82-72%)
1400mから(15.1-38-47%)
1600mから(29.4-80-91%)
意外なことに、1200mから1400mの距離延長はさほど心配無いようである。むしろ手薄なメンバーの1400m戦を勝ち上がってきた馬の方が過剰人気になりやすいらしい。参考までに、全馬平均の連対率は19.1%・単勝回収率は66%・複勝回収率は67%となっている。
しかし、1600mから距離短縮できた馬には大きく見劣ってしまう。内容を詳細に見ると、前走1600m組は「人気になっている馬は手堅く上位にくるし、人気にならないレベルの馬もけっこう穴をあける」と、いいことづくめな印象だ。
となると、タガノラフレシアは「ピースオブワールドには勝てるがワナには負けてしまう」というイメージか。贔屓と馬券は別問題なので、ここはワナから入ろうと思う。
最後に参考までに。2歳オープン芝1600mだと、前走1200〜1800mのどこから来ても、あまり有意な差は無いようである。