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栗田博憲調教師/ダービー『二冠へ向けて“正攻法の競馬でどれだけ弾けるか”』

  • 2014年05月29日(木) 12時00分
イスラボニータ陣営

◆すべてが青写真通りに進み

 5月14日にダービーの2週前追い切りを終えた後、報道陣に囲まれた栗田博憲調教師は、いつになく上機嫌だった。

「何より馬が落ち着いているのが良いですね。調教から上がってきた時も、常歩でしっかりと歩いていましたし、チャカついた面もなくて好感が持てますね」

 主戦の蛯名正義騎手も、「テンションが上がらないようにと、厩舎サイドも僕も皆そういう意識でやってきたこともあり、馬もオンとオフがしっかりできるようになったのだと思います」と語っていたが、皐月賞後に放牧を挟んで、さらに精神面での成長を見せているのは確かなようだった。

 イスラボニータのデビュー戦は、1年前の6月2日だった。「遅生まれの馬ですが、東京の新馬でおろせたくらいですから、馬自体の完成度が高かったんでしょうね。その新馬戦に勝てたことで、その後の良い流れにつながったのだと思います」

 栗田師の言葉通り、イスラボニータのローテーションを見ると、無駄に使ったレースは見当たらない。

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