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　前回7月19日のWIN5は2億813万4880円の高額配当決着。これで5月24日以降の過去9回は一億円以上の配当が4回、三十万円未満の配当が同じく4回ということになりました。先週も触れたので詳しい解説は省略しますが、両極端な決着となる流れはまだ続いています。

　明日7月19日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が73万7280通り（土曜16時現在）。総組み合わせ数は前回（65万8560通り）、前々回（69万2224通り）とほぼ同じで、多からず少なからずといったところです。もっとも、今回は5レース目の福島テレビオープン(福島11R)が12頭立ての少頭数。最後のレースは（4レース目終了後に）他馬の単勝を買い足すことで保険を掛けられますから、ここは無条件に頭数を絞っていいでしょう。その分、1〜4レース目も買い目を組み立てやすいのではないかと思います。

◆中京記念はダローネガがトップ評価

　1レース目は3歳以上1000万下の香嵐渓特別(中京10R)。2戦連続で連対を果たしているサンレーン、降級緒戦となるスペシャルギフトあたりが上位人気に推されそうです。

　2レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の横手特別(福島10R)。こちらも実績上位のエイシンヴァラー、クラシックメタル、マドリードカフェ、ロジテール、ロンギングエースらが上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は2歳GIIIの函館2歳S(函館11R)。土曜16時の時点ではブランボヌールの支持がやや抜けており、オデュッセウス、マコトルーメン、メジェルダ、メジャータイフーン、ラッキーボックスらが続いていました。

　4レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の中京記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとカレンブラックヒル、ダローネガ、レッドアリオンの3頭が人気を集めています。

　5レース目は3歳以上オープンの福島テレビオープン(福島11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、ヒストリカル、ミナレットあたりは一定の支持を集めそうです。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年07月26日版]

1位 福島11R 4.ヒストリカル
2位 中京10R 14.スペシャルギフト
3位 福島10R 7.エイシンヴァラー
4位 中京11R 10.ダローネガ
5位 函館11R 7.アルマククナ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 函館11R 2.コスモフレンチ
7位 函館11R 13.レディトリス
8位 中京11R 11.レッドアリオン
9位 福島10R 9.ロンギングエース
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中京10R 8.サンレーン
11位 福島11R 6.ミナレット
12位 函館11R 3.ラッキーボックス
13位 函館11R 9.ブランボヌール
14位 中京11R 8.ミッキードリーム
【以上すべての馬を買うと120点買い】

15位 中京11R 12.エールブリーズ
16位 福島10R 14.ビッグギグ
17位 福島10R 5.クラシックメタル
18位 中京10R 5.ロスヴァイセ
19位 中京10R 9.ロードヴォルケーノ
20位 福島11R 9.マックスドリーム
21位 中京11R 4.オリービン
【以上すべての馬を買うと1200点買い】

22位 中京11R 3.カレンブラックヒル
23位 福島10R 12.リアルエンブレム
24位 福島10R 8.ロジテール
25位 中京10R 10.ボクノナオミ
26位 福島11R 12.マデイラ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　波乱の決着を期待できそうなのが3レース目の函館2歳S(函館11R)。現在の施行時期に移った2012年以降は、JRA、かつ芝のレースにおいて出走メンバー中1位の上がり3ハロンタイムをマークした経験のない馬が[0-1-1-25]、同じくJRA、かつ芝のレースにおいて4コーナーを3番手以内で通過した経験のない馬が[0-1-0-15]と、それぞれ勝ち切れていません。また、父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬は2012年以降[0-0-1-16]と連対例なし。ちなみに、集計対象を2011年以前まで広げても、函館2歳Sで連対を果たしたサンデーサイレンス系種牡馬の産駒は2009年1着のステラリードが最後、函館芝1200ｍで施行された年に限ると2003年1着のフィーユドゥレーヴが最後です。臨戦過程や血統に不安のないアルマククナ、コスモフレンチ、レディトリスはそれぞれ押さえておきたいところ。払戻金に上乗せがある「2歳単勝」の対象レースですから、WIN5に加えて3頭の単勝を買っておくのも面白いと思います。

　5レース目の福島テレビオープン(福島11R)は実績馬を重視したい一戦。施行時期が6月下旬から7月下旬に繰り下がった2013年以降は、前年か同年、かつJRAの重賞かオープン特別において連対経験のない馬が[0-0-0-18]と苦戦していました。注目は戸崎圭太騎手とヒストリカルのコンビ。テン乗り時の好走率が高いジョッキーなので乗り替わりは問題ないと思いますし、脚質から少頭数もプラスでしょう。