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前回は8点目で的中!連続的中に向けたポイントは?

  • 2016年03月05日(土) 20時00分


 先週2月28日のWIN5は7万6850円の低額配当決着。前回の当コラムで予想していた通り、ほとんどのレースが順当に収まりました。

 的中させやすい回だったのは確かですが、優勝馬5頭はいずれも「伊吹式WIN5ランキング」で9位以内に挙げていた馬。この9頭をすべて買っても総点数はわずか8点ですし、それで768.5倍の馬券が的中したと考えれば、悪くない見立てだったと言えるでしょう。「伊吹雅也の予想に800円(もしくは数千円)だけ乗ってみるか」と考えて前回のWIN5を購入した皆さん、おめでとうございます。


 実際に私が買っていたのも「伊吹式WIN5ランキング」で11位以内に挙げた馬の単純フォーメーション(計32点)だけ。これより手を広げても高額配当は期待できないとの読みが当たったわけですから、それなりに満足度の高い的中です。今後もご自身の予算や狙っている配当の大きさに合わせてご活用ください。

 明日3月6日のWIN5も総出走頭数が68頭、総組み合わせ数が44万3520通り(土曜16時現在)とやや少なめ。前回と同じく、手頃な配当で決着する可能性が高いと見るべきかもしれません。

◆弥生賞でもっとも信頼できそうなのはマカヒキ

 1レース目は4歳以上オープンのポラリスS(阪神10R)。実績上位のグレイスフルリープらに注目が集まるのではないかと思います。

 2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の上総S(中山10R)。こちらもブチコ、リッカルドをはじめとする実績上位の前走好走馬に支持が集まるでしょう。

 3レース目は4歳以上1000万下の太宰府特別(小倉11R)。重賞で連対経験のあるアトム、前走で2着に好走したジェネラルゴジップらが上位人気グループを形成しそうです。

 4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の大阪城S(阪神11R)。前走で大敗を喫してしまった馬が多く、支持は割れるかもしれません。

 5レース目は3歳GIIの弥生賞(中山11R)。土曜16時の時点ではリオンディーズが人気の中心となっており、2番手にマカヒキ、3番手にエアスピネルが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年03月06日版]

1位 阪神10R 7.グレイスフルリープ
2位 中山11R 11.マカヒキ
3位 小倉11R 9.ジェネラルゴジップ
4位 中山10R 2.リッカルド
5位 阪神11R 15.ダノンリバティ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 11.ナムラアン
7位 阪神11R 9.ダノンメジャー
8位 阪神11R 6.バッドボーイ
9位 阪神11R 13.アクションスター
10位 中山10R 11.ブチコ
【以上すべての馬を買うと10点買い】

11位 中山10R 3.ニットウビクトリー
12位 中山10R 14.ダノングッド
13位 小倉11R 10.アトム
14位 中山11R 10.リオンディーズ
15位 阪神10R 9.ベルルミエール
【以上すべての馬を買うと160点買い】

16位 阪神11R 10.ベルラップ
17位 小倉11R 13.ウェスタールンド
18位 中山11R 4.エアスピネル
19位 阪神10R 12.タイセイファントム
20位 阪神11R 14.テイエムイナズマ
21位 阪神11R 7.クランモンタナ
22位 中山10R 4.トラキチシャチョウ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

23位 小倉11R 1.トラストルシファー
24位 小倉11R 15.ジュヒョウ
25位 中山11R 1.アドマイヤエイカン
26位 阪神10R 3.ブライトライン
【以上すべての馬を買うと3200点買い】

 5レース目の弥生賞(中山11R)は距離適性を重視したい一戦。「JRA、かつ1800m以上の重賞かオープン特別において5着以内となった経験がない馬」は2010年以降[0-0-2-33]と苦戦しています。また「JRA、かつ芝、かつ4コーナーを4番手以下で通過したレースにおいて優勝経験がない馬」も2010年以降[0-2-1-25]と優勝例なし。先行力の高さを活かしたいタイプは過信禁物です。上位人気に推されそうな馬のうち、これらの条件をクリアしているのはマカヒキだけ。京都芝2000m内の新馬を勝っているリオンディーズも軽視できませんが、1頭勝負はややリスクが大きいと見るべきでしょう。

 1レース目のポラリスS(阪神10R)は実績馬が強いレース。「前年か同年、かつJRA、かつダ1400mの重賞かオープン特別において4着以内となった経験のない馬」は2012年以降[0-1-0-30]と好走例がほとんどありません。なお、2012年以降の優勝馬4頭は、いずれも「前年か同年、かつJRA、かつダ1400mの重賞かオープン特別」で連対経験がある馬でした。これなら小牧太騎手とグレイスフルリープのコンビを素直に信頼した方が良さそう。今回はメンバー構成に恵まれた印象です。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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