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【菊花賞】2強に割って入るのはこの馬だ!注目5頭の陣営直撃レポート

  • 2016年10月21日(金) 18時01分
秋華賞

▲ダービー2着のサトノダイヤモンド、皐月賞馬ディーマジェスティの2強に割って入るのは!? (撮影:下野雄規)


サトノダイヤモンドとディーマジェスティの2強ムード漂う菊花賞。3連複・3連単の予想の要となるもう1頭は? あるいは、2強に割って入る馬はいないのか? 多くの陣営が口にした「折り合い」「距離適性」「ひと夏の成長」をポイントに、「菊花賞直前・陣営直撃レポート」と題して、馬券のカギを握りそうな馬たちを取材した。(取材・文:大恵陽子)


ミッキーロケット(音無秀孝調教師)
『神戸新聞杯2着からの逆襲』


 神戸新聞杯でサトノダイヤモンドにクビ差迫ったミッキーロケット。夏の北海道で3戦2勝、2着1回。春の皐月賞13着から大きく成長して帰ってきた。

「北海道で思っている通り、実力があることが分かりました」と、音無秀孝調教師は胸を張る。

秋華賞

▲夏の北海道で善戦、春から大きく成長したミッキーロケット (撮影:大恵陽子)


 前走から手綱を取る和田竜二騎手は、長所と課題をこう挙げた。

「神戸新聞杯は4コーナーでごちゃつきましたが、あそこまで勝ち馬に迫れました。馬自身が成長していると思うし、競馬自体は扱いやすいと思いました。ただ、ゲートに課題のある馬です。ゲート練習を3回やって、最初の頃よりマシかなという雰囲気。(ゲートの中で)前に行ったり後ろに行ったりするので、(後入れの)偶数枠がいいとかよりもタイミングですかね。我慢してくれたら、いいな」

 音無師は菊花賞のコースをこう分析する。

「山が2回あって、特に1周目の3コーナーの下りから、1コーナーまでのプロセスが大切になるでしょう。僕は騎手時代にこのコースの経験はあまりないけど、見ていて、ゆっくり上って、ゆっくり下るのが1周目だな、と。ここで引っ掛からず、上手く折り合えた馬が勝つと思います。ミッキーロケットは折り合いには苦労するどころか、ついていけない時もあります」

 和田騎手も折り合いに太鼓判を押す。

「折り合いは難しい感じはしないし、距離も持ちそうな雰囲気があります。成長してきて、キレ味が出てきているので、京都の瞬発力勝負になってもいいんじゃないでしょうか」

 スタートさえクリアすれば、楽しみが広がりそうだ。

エアスピネル(笹田和秀調教師)
『春よりも折り合えるように』


 朝日杯FS2着、皐月賞・日本ダービーはともに4着。世代上位の実力を持つエアスピネルは、秋になり、課題だった折り合い面で成長を見せた。笹田和秀調教師はこう話す。

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