祐言実行/福永祐一

【ユーザー質問】祐言実行Q&A『馬を動かすための下半身の強さと使い方』

2017年02月07日(火)18時01分

注目数:87人


トップジョッキーの下半身の動きは基本的に同じ


 先週は、メインレースのスタートで落馬。自分でも大丈夫だと判断し、最終レースには騎乗したが、レース後、やはり痛みと違和感があって検査をしたところ、左肘内側側副靱帯損傷と診断された。腫れが引いてから再検査をするため、まだはっきりとした報告はできないが、とりあえず、フェブラリーSを含めた2週分の騎乗をキャンセルすることに。本当に残念だ。

 関係者の皆さん、ファンの皆さん、度々ご迷惑、ご心配をおかけし、本当に申し訳ありません。再検査ののち、改めて今後の見通しについてご報告させてもらおうと思っています。

Q. 騎乗フォームについての質問です。 個人的な意見ですが、ムーア、モレイラ、デットーリ、スミヨン、的場文男騎手などは、追う際の下半身の動きというか、下半身の使い方が似ていると思います。以前、対談で的場騎手が「下半身の使い方が大事」とおっしゃっていましたが、福永騎手は下半身の使い方についてはどう考えていらっしゃいますか?

「馬を動かす」ということでいえば、使い方以前に下半身、いわゆる騎座(馬上で安定を保つために、騎手の両膝が馬体を挟み込む部分)がすべてだと思っている。上半身の動きだけでは、馬は絶対に動かせない。だから、下半身の強さ、そしてその使い方は、ジョッキーとして非常に大事なポイントだと考えている。

 直線で馬を動かすためには、「後躯の推進力を受けて、前躯に圧力をかける」必要があり、その動きの中心となるのが下半身。上半身を連動させることにより、いわゆる「追う動作」になるわけだが、あくまで肝は「推進力を受けて、前肢が伸びるときにいかに圧力をかけられるか」。この「圧力をかける」というのが難しく、自分もまだまだ模索中。その点、巧みに圧力をかけられる騎手といえば、ライアン・ムーアだろう。...
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祐言実行とは

2013年、念願のJRA賞最多勝利騎手に輝き、いまや押しも押されもせぬトップジョッキーのひとりとして、日本競馬界を牽引する福永祐一。“福永洋一の息子”として、長年プレッシャーと戦いながら、ときに挫折を味わいつつも、決して自分自身と向き合うことを恐れなかった。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線で語るレース回顧『ユーイチの眼』や最新の『喜怒哀楽』、さらには福永祐一のルーツに迫る『祐一History』など、盛りだくさんの内容でお届けするコラム。彼のバイタリティーのすべてがここに。

コラムニストプロフィール

福永祐一
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。