◆ブラックスピネルはファンのイメージよりも強い馬 頭数こそ11頭立てだが、好メンバーの集まったマイラーズC。ある程度人気われもしそうだ。
東京新聞杯に出走した馬が4頭。当時の最先着馬は
ブラックスピネルで、1番人気は
エアスピネルだった。
ブラックスピネルは前半49.8秒→後半45.1秒という極端なスローに落として逃げたのが前走の勝因。上がりが10.9-10.8-11.0では後ろの馬は物理的に届かない。ただこの馬は京都金杯のようなフラットな競馬にも対応しており、展開を選ぶわけではない。おそらくファンのイメージよりも強い馬だと思う。
エアスピネルは人気のある馬で妙味のあるオッズにはなりにくいが、キャリアのすべてで掲示板に載っているように安定味があり馬券から外すのも難しい。こちらはおそらくよーいドンの競馬は苦手で、それでも東京新聞杯で3着に来ている点は評価できる。
ヤングマンパワーはそれ以上に決め手勝負が苦手。なにしろ上がり最速をマークしたのはデビュー戦だけ。上がり3位以内に入ったのもデビュー2戦目が最後という馬。それだけに東京新聞杯の大敗は仕方がない。マイラーズCは5歳馬が強いレースでもあり、今回は狙ってみたい一戦だ。
東京新聞杯で2着だった
プロディガルサンは、金鯱賞をはさんできた。7着とはいえ2着とは差のないレースで悪い内容ではない。守備範囲が広いので逆にどこに使えばよいのか分からなくなる面はあるが、マイルが全くダメということはもちろんない。ただ、極端な時計勝負になった場合はやや心配だ。
フィエロはマイルのGIIでは常に注意が必要な馬だが、高松宮記念→マイラーズCはあまり良い臨戦パターンではない。年齢的にどこかでこれまでと同じパフォーマンスを発揮できなくなる可能性もある。個人的には3連単の3着までにとどめてみたいように思う。
イスラボニータはマイル前後の競馬が完全に板についてきた印象。マイルCS→阪神Cは完全な格上ローテ。勝ちきれない面はあるが、馬連や3連複の軸にはもってこいだろう。
マイラーズCは意外とオープン特別組も好走できるので、
ダッシングブレイズにも今度こそ重賞3着以内の期待がかかる。もう1頭、1年ぶりの
クルーガーも気になるところではあるが、頭数のわりに切れない馬が多い状況なので、この馬あたりは間隔を理由に切っていかざるをえない。
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