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今年のフローラS組は買い? 消し?

  • 2017年05月16日(火) 12時00分


◆複穴としては期待できる?

 過去10年のオークスにおける前走レース別成績を調べると、桜花賞組が[8-5-4-64]と好走馬を多く出しているのは、レースレベル・出走馬の数からしても当然の話。しかし、この数字を見ただけで2,3着馬は別路線組からけっこう出ていることが分かる。

 その中心となるのは当然フローラS組で、オークスにおける着度数は[1-4-4-32]。実は複勝率だと僅かにフローラS組のほうが高い。

 では、今年のフローラS組も複穴としては期待できるのだろうか? 問題はフローラSが、12,10,2番人気という波乱の決着だったことである。GIIで好走したのだから当時の1,2着馬を馬鹿にすることはできないが、再現性は期待できるのか、という話だ。

 結論から言うと、過去10年の傾向を参照した場合、あまり強気にはなれない。フローラS組を前走人気順別に見ると、前走1〜3番人気馬が[1-4-3-11]に対し、4番人気以下は[0-0-1-21]。唯一馬券に絡んだ馬(10年アグネスワルツ)もフローラS4番人気だから、ぎりぎり網にかからなかっただけで、フローラSで人気薄だったわけではない。

 フローラS組というのは、デビューが遅れたりぎりぎり収得賞金が溜まらなかっただけで、ファンの目にも明らかな「良い馬」だけが本番で好走の機会があると考えるのがよさそうだ。となると、もし取るならば3着馬だがフローレスマジック。あるいは前例がない前走大敗馬だがホウオウパフューム。もうひとつ、「一切買わない」という選択肢もある。

 もしフローラS組をきっぱり諦めることができるならシルシの数や買い目はすっきり絞れるはずで、中途半端な姿勢よりはそのほうが良いのかもしれない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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