回収率向上大作戦/須田鷹雄

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今週は堅いはず、の関屋記念

2017年08月08日(火)12時00分

注目数:24人


◆過去10年中9年で勝ち馬を出している条件に注目

 今週行われる関屋記念は、かなり堅い部類の重賞である。……先週レパードSは堅い重賞だとあちこちで書きまくった後なので気まずいのだが、実際このところ堅いのだから仕方ない。

 過去10年、全馬を均等買いした場合の回収率は単41%・複57%。標準的な値の75〜80%よりかなり低い。また、優勝馬の単勝オッズは2010年レッツゴーキリシマの14.6倍が最高、2着馬はダノンリバティの16.1倍が最高で、単勝20倍以上の馬は連対していない。

 3着馬は単勝20倍以上の馬から出ているがうち3頭は30倍未満。とんでもない穴馬と呼べるのは、09年に単勝65.1倍(13番人気)で3着したマイネルスケルツィくらいだ。

 別定戦なので堅くて当然とも言えるが、07〜16年の10年間で単勝20倍以上の馬が1頭も連対していない古馬の平地重賞は関屋記念のほかにはジャパンCと阪急杯、エプソムCしかない(期間内に創設や廃止、施行条件の大幅変更があったレースは除く)。

 問題はなぜ堅いのか原因がはっきりしないところだが、斤量増減別成績を見ると前走から斤量増となる馬(今回の登録馬中3頭)は[0-0-1-43]とほぼ全滅で、斤量据え置きの馬は[1-8-4-50]と1頭しか勝ち馬を出せていない。

 斤量減組が[9-2-5-37]と勝ち切る傾向が強く、今回もここから入りたいところ。またこれは古馬重賞の通常パターン通りでもあるが3、4歳馬が堅調なので、上位人気の若い馬を重視する必要もある。

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コラムニストプロフィール

須田鷹雄
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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