スマートフォン版へ

チャンピオンズカップ、7歳馬がどういう結果を出すか

  • 2017年12月01日(金) 18時00分


◆JCダート以来、7歳以上馬の優勝なし

 今年のチャンピオンズカップ、個人的注目点は7歳馬がどういう結果を出すかだ。JCダート以来、7歳以上馬の優勝は無い。今回は3頭も実績馬がいるので1頭くらいは絡んできそうだが、3頭の組み合わせはさすがに買いたくないようにも思う。

 その7歳馬から、まずはサウンドトゥルー。昨年の覇者だし、差し脚質とこのコースも合っている。個人的には7歳3頭の中では優先してシルシを回すべき存在と考える。ただ、前述の傾向から、重いシルシまでは打たない。

 アウォーディーはJBCのときもパドックでは良く見えたのだが、結果に繋がらなかった。弟ほどではないが、性格的にややこしい面が出てきてしまっているようにも見える。武豊騎手がどう修正してくるかに関心はあるが、切ると買い目の組み立てが楽になるレベルの人気馬なので、いっそばっさりいく手もあるかなと思う。

 コパノリッキーはこのレースとの相性が悪いことでさすがに人気にならないようだ。枠順もまさかの1番枠。かぶせられたくない馬なので、こうなると腹をくくるしかない。田辺騎手は3年前の出遅れをきちんと総括できていると思うので、そこは今回修正するはず。逃げたうえで、うまくいったら1着、失敗したら着外だろう。買いたい人は単勝一本、そこまででない人は目をつぶって消し、か。

 JBCクラシック組ではケイティブレイブが内枠を引いた。JBC惜敗組はJCダート時代からずっと良いパターン。地方側のダートグレードでは逃げたこともある馬なので、好位でこの枠を生かしたい。ただ、中央枠の限られたレースと違ってここは馬群がばらけない。もまれすぎたり、引いて出直しになって捌けないというリスクはある。

 当時3着がミツバ。GI戦線に入ってきて間もない馬で、好走歴もまだ蓄積されていないので、軸にはできない。ただ、なにせJBC惜敗組なので△は回しておくべきかと思う。

 GIII勝ち組としてはテイエムジンソクとメイショウスミトモがいるが、GIII組は上位人気で好走してきた馬でないとJCダート→チャンピオンズカップで結果を出しにくい傾向がある。ここはテイエムのほうだけを取る手か。

 ロンドンタウンもコリアカップという特殊ローテだが立場は近い。クリソライトを物差しにすれば、あるいはエルムSを考えれば当然圏内も考えられる馬。ただ、予想オッズを見ると多少期待が先行しているようにも見える。

 騎手人気で多少余分に売れそうなのがカフジテイク、ゴールドドリームといったあたり。ただ前者は距離、後者は近況と昨年の内容から、個人的には無印とした。

 アポロケンタッキーの名前が出ていなかった。JBCは全く不可解な負け方というか、道中かなり早い段階から手ごたえがなかった。前々走では好メンバーの日テレ盃を制していただけによく分からない。とりあえず成績を振り返ってもピンかパーかのタイプであることは確実なので、買うならコパノリッキーと同様、「単勝だけ買ってレースを見る」だろう。
 
 ヒモ穴として個人的に意識しているのがグレンツェントとノンコノユメ。過去のJCダート→チャンピオンズカップで例外的な好走を見せた馬というのは、叩き2戦目であったことが多い。グレンツェントは東海Sの内容から、ノンコノユメは過去のGIレースの内容から、ここで激走する可能性はあると見る。

【予想】須田鷹雄の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!
※PC・スマートフォンよりご覧ください。

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

すでにお気に入りに登録しています。

登録済

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング