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14頭で挑んだ日本馬は勝てず、ゴドルフィンが4勝/ドバイWCデー・観戦記

  • 2018年04月01日(日) 18時00分


勝ち馬は万全の態勢で臨んできていたのだろう


 雨に悩まされた昨年と違い、今年は3月に入ってほとんど雨らしい雨は降っていないという。メイダン競馬場は芝もダートもスピード馬場となって、前哨戦のスーパーサタデー(3月10日)からコースレコード連発となっていた。特にダートコースは前残りが目立ち追い込みがきかない馬場。純血アラブによるドバイカハイラクラシックも含め、この日行われたダートの5レースうち、なんとゴドルフィンマイルを除く4レースでコースレコードの決着となった。

 まずはそのダートのレースだけ見ていくと、ゴドルフィンマイル、UAEダービー、ドバイワールドCがいずれも逃げ切り勝ち。先行有利の馬場もあっただろうが、いずれもずば抜けたスピードと強さを見せた。そして2着も2番手か3番手を追走していた典型的な前残り。しかし1200mのドバイゴールデンシャヒーンだけは前半がハイペースとなって強烈な追い込みが決まった。

 この前残りの馬場について、複数のレースに騎乗していた武豊騎手は、ゴドルフィンマイルで最下位だったアキトクレッセントでは「独特のダートで後方に置かれると走りにくい。馬が走りにくそうにしていた」と。またドバイワールドCで6着だったアウォーディーでは「慣れないダートでよく走ってくれた」と話していた。

 メイダンのダートは日本の砂と違って粒子の細かいアメリカのダートに近い。日本のダートが湿ったほうがタイムが早くなるのに対して、散水はしていただろうが、雨が降らずに乾いてスピードの出る馬場になっていた。日本調教馬には、慣れないダートで力を発揮しきれなかったということはいえそうだ。

 第1レースに行われたゴドルフィンマイルは、

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