◆見た目はいかにも荒れそうな重賞なのだが…
CBC賞はハンデG3で短距離戦という、見た目はいかにも荒れそうな重賞だが、実際には非常に常識にかかるタイプのレースである。
全馬の単複を均等買いした場合の回収率にしても、過去10年で単56%・複68%と低め。1番人気馬は[2-1-1-6]でそれほど強くもないのだが2〜4番人気馬がよくカバーしており、過去10年のうち8回は1〜4番人気のうち2頭が馬券に絡んでいる(うち2回は3頭馬券に絡み、残る2回は1頭のみ絡んでいた)。5番人気以下に1枠しか回らないとすれば、それは大人しく収まりもしようというものである。
ハンデを背負う格上タイプが強いのも特徴で、本来背負うべき斤量(馬齢相当の斤量)よりも余分にハンデをもらった馬の成績は過去10年で[4-2-2-6]。回収率も単119%・複112%とプラスになっている。
前走着順で見ても、前走オープン1着馬は[4-2-0-9]とまずまず堅調。回収率も単173%・複118%と高い。今回の登録馬にはダイメイフジ、ダイメイプリンセス、ペイシャフェリシタと前走オープン1着馬が3頭。そのうち1〜2頭は4番人気以内に収まってきそうだ。そうなると、馬券は素直にそこから入らざるをえないということになる。あとは1頭くらいは望める「穴枠」にどういう馬を引っかけてこられるかだろう。