こんにちは、むねひろ　よしたかです。

　先日、競馬愛好家の知人のプロ囲碁棋士から『最近暇過ぎて平日は地方競馬をやっていますが、開催が沢山あり過ぎてあちこち買うと適当になってしまい、あっという間に負けます。1開催に絞った方が良いのでしょうか？中央は当たっていますが、地方競馬まで手を出してはいけないのかな？と悩んでいます』という質問を受けました。

　対して私の回答は、『大きな配当が出る可能性が高い＝多頭数というのが前提にあるだけに、高配当という意味では南関東を推します。また、開催は1つに絞った方が良いです。その競馬場の特性を活かした買い方(重いダートor軽いダート・先行断然有利or差し馬の台頭可能など)をした方が勝つ確率は断然上がります。複数の競馬場に手を出すと、混乱します』『券種は、3連複を基本にして下さい。アタマが堅い場合と思う場合は、その延長で3連単です。3連単のボックスは避けて下さい。3連複でも3万以上とかを狙いたいのならば、やはり南関東ですね。小銭で大きなところを狙う買い方が良いと思いますし、自分なら南関東を選択します』というものでした。

　数時間後に、『今日は3人グループで馬券を買う会がありまして、3連複当たりました！森泰斗騎手で今のところプラスです』と連絡が入りました。グループ買いというのは、私が基本禁じ手としているボックスになりがち。ここは注意してもらいたいところです。

　皆で話し合っても良いですし、代表の1人が軸馬を決めて買った方がロスは小さくなります。その代表をレース毎に回してもいいでしょう。狙い馬を出し合ってのボックス買いはタブーです。その詳しい理由は、「予想以上に大事な“馬券の買い方”の教科書(ガイドワークス)」をご一読下さい。本書は完売となってしまいましたが、電子版ならば購入可能です。

　ただ、知人からの返答での『森泰斗騎手で……』という箇所が大変気になりました。その辺りの騎手編については、また来週書きます。

◆札幌記念

ターゲット馬→アドマイヤジャスタ

　函館記念が15番人気での一発。鮮やかな復活劇でした。前走に加えて、2歳時のホープフルSでサートゥルナーリアにレース振りは子供扱いされたとはいえ、0.2秒差・『2』着とした舞台も重い芝2000m。引き続きその舞台設定で戦える利は注目する価値が十分あります。『ホライゾネットを着けた効果でレースに集中して走れていたし、洋芝の適性もあったんだと思う』と調教師は振り返ります。

　今回はハンデ戦から定量戦に替わり斤量が3キロ増となってしまいますし、また相手関係も強化されますが、『徐々にレース振りが常識に掛かってきて、前走でキッカケを掴んだ感じもある』と続けているように、ここでも怖さを感じます。

ターゲット馬→ノームコア

　昨年はラッキーライラックにも先着して勝利したヴィクトリアマイルで今年は0.7秒差・『3』着止まりでしたが、続く安田記念でも0.5秒差・『4』着と牡馬相手にも力を示しました。今回の2000mは1年7ヶ月と久し振りになりますが、紫苑S勝ちに愛知杯で『2』着と牝馬限定戦とはいえ実績はあります。

　また、洋芝のみを使用された北海道の馬場レベルは初体験となりますが、