前回7月11日のWIN5は554万830円の配当で決着。最終的に単勝1番人気となった5頭がすべて2着以下に敗れてしまったうえ、2レース目の天の川S(福島10R)を単勝オッズ14.1倍(5番人気)のエブリワンブラックが、4レース目のプロキオンS(小倉11R)を単勝オッズ19.8倍(9番人気)のメイショウカズサが制し、やや高めの払戻金額となりました。
穴候補としてエブリワンブラックやメイショウカズサを狙っていた方は少なくなかったと思いますし、残る3レースの勝ち馬もそれぞれ単勝2番人気の支持を集めていた馬ですから、潤沢な資金さえあればほとんどのプレイヤーは買い目に加えていたはず。予想の精度はもちろん、予算の大きさや絞り込みのセンスを問われた回と言えるでしょう。
明日7月18日のWIN5は総出走頭数が72頭、総組み合わせ数が60万2112通り(土曜12時現在)。上級条件のレースが少ない小倉ダ1000mで施行される西部日刊スポーツ杯(小倉10R)、重賞2鞍の後に5レース目として施行される福島テレビOP(福島11R)など、通常の回とは異なるイレギュラーな部分への対応がポイントになりそうです。
【2021年07月18日発売分の1点予想】
小倉10R 5.コパノマーキュリー
福島10R 11.サウンドカナロア
函館11R 8.トーセンスーリヤ
小倉11R 8.カテドラル
福島11R 3.キルロード
【1レース目 西部日刊スポーツ杯(小倉10R)】
今年の3回小倉ダ1000m、かつ7月10日以降、かつ3歳以上のレース(7月17日終了時点)は、外寄りの枠に入った馬が不振。「馬番が7〜14番の馬」は[0-1-0-18]とあまり上位に食い込めていません。イッシン・オヌシナニモノ・サイモンハロルドらは過信禁物だと思います。
狙ってみたいのはグラナリー・コパノマーキュリー・ジャスパーイーグルあたり。実績上位でコース替わりもプラスに働きそうなコパノマーキュリーは高く評価すべきでしょう。
【2レース目 安達太良S(福島10R)】
今年の1回福島芝1200m、かつ3歳以上のレース(7月17日終了時点)は、内寄りの枠に入った馬と前走で先行していた馬が優勢。「馬番が4〜16番、かつ前走の4コーナー通過順が4番手以下だった馬」は[0-1-2-47]と苦戦していました。シセイヒテン・ショウナンアオゾラ・ロジーナらは割り引きが必要です。
トロワマルス・トキメキあたりも侮れませんが、やはり中心視したいのはサウンドカナロア。このメンバー構成なら展開にも恵まれると思います。
【3レース目 函館記念(函館11R)】
格の高いレースを使ってきた馬に注目したい一戦。「“前年以降、かつJRA、かつ2500m未満、かつGI・GIIのレース”において11着以内となった経験のない馬」は2013年以降[1-1-2-53]とあまり信頼できません。マイネルウィルトスらは評価を下げるべきでしょう。
また「馬齢が6歳以上、かつ“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において5着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-0-1-43]、「前走の出走頭数が13頭以下だった馬」は2013年以降[0-2-3-44]。高齢馬はもちろん、カフェファラオ・ワールドウインズのように少頭数のレースを経由してきた馬も期待を裏切りがちでした。
なお、2013年以降、かつ馬場状態が良・稍重だった年に限ると「枠番が6〜8枠の馬」は[1-0-2-39]。アドマイヤジャスタ・レッドジェニアルあたりは展開の助けが欲しいところです。
注目はトーセンスーリヤ。この枠順やメンバー構成ならスムーズにレースを進められると思います。
【4レース目 中京記念(小倉11R)】
近走成績やキャリアを素直に評価したいレース。「馬齢が6歳以上の馬」は2016年以降[1-0-0-32]ですし、「“同年3月以降、かつJRAのレース”において2着以内となった経験がない、かつ出走数が16戦以上の馬」も2016年以降[1-0-0-37]なので、高く評価できません。
さらに「性が牝の馬」は2016年以降[0-0-1-13]。アンドラステ・ロータスランド・ディアンドルらは過信禁物と見るべきでしょう。
これらの傾向から強調できるのはダノンチェイサー・カテドラル・ボッケリーニあたり。少頭数がプラスに働きそうなカテドラルは特に楽しみです。
【5レース目 福島テレビOP(福島11R)】
ほぼ同じ条件で施行されてきた2013〜2019年のバーデンバーデンCと2020年の福島テレビOPは、右回り、かつゴール前の直線が平坦なコースを得意としている馬が好成績。一方「“福島・京都・小倉、かつ芝1800m未満のレース”において1着となった経験のない馬」は[0-0-2-42]でした。ヴェスターヴァルトらは評価を下げるべきだと思います。
あとはキャリア豊富な馬も割り引きが必要。「出走数が30戦以上の馬」は[0-1-0-35]でしたから、メイショウキョウジなども強調できません。
面白そうなのはエレナアヴァンティ・キルロード・アイラブテーラー・アスコルターレあたり。2連勝中のキルロードは素直に押さえておくべきでしょう。