【マーメイドS予想】波乱が期待できるマーメイドS、どれを選ぶか?
注目したい○番人気以下の前走○○組
古牝馬のハンデ重賞には愛知杯、中山牝馬S、マーメイドS、ターコイズSがある。2012年以降全馬均等買いしたときの複勝回収率は愛知杯86%、中山牝馬S92%、ターコイズS89%(オープン特別時代を含む)でやはり高め。それに比べるとマーメイドSは80%でやや大人しめではある。
ただマーメイドSは創設当初の別定戦時代(96〜05年)の全馬均等買い時回収率が単43%・複79%だったのに対し、ハンデ戦になった06年以降は単126%・複101%。10年より少し前まで含めるとやはり波乱傾向だ。ハンデ戦の16回で7番人気以下が馬券に絡まなかったのは2回だけ。7番人気以下が複数絡んだケースは8回ある。まともに人気サイドの馬券を買うのは馬鹿馬鹿しい。
では、7番人気以下でどんな馬を買ったらよいか。以下は7番人気以下だった馬を前提とする。まず、前走オープン掲示板組は[1-1-0-9]。勝ったのは世代限定の白百合Sで2着していたソリッドプラチナムなのであまりあるパターンではない。2着は2010年のセラフィックロンプで前走は5着。この後記す6〜9着組に近い存在だ。
その下の前走オープン6〜9着組は[1-3-1-12]の複勝率29.4%。前走オープン10着以下は[1-1-1-34]の複勝率8.1%だから、前走オープン組は前走6〜9着あたりの、大きすぎない負け方の馬を探すのがよいということになる。ただ前走からハンデが下がって激走するのではない。先述の[1-3-1-12]のうち斤量増組が[1-2-1-1]、その他は[0-1-0-11]。
今年はアイコンテーラーとクラヴェル、マリアエレーナが前走オープン6〜9着で今回斤量増だが、7番人気以下の可能性があるのはアイコンテーラーぐらいだろうか。
前走条件戦組は前走2勝クラスを勝ってきてここで7番人気以下という馬が[0-3-0-10]でそれなりに来ている。準オープンから来て7番人気以下は負け組にこそ注目で、前走3〜4着あたりが理想的。今回は該当馬が4頭いて、どれかを一本釣りするのは難しい。こちらから走るなら3連複フォーメーションの1列目に2頭置くような形で考えたい。