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【AR共和国杯予想】ハンデ戦とはいえ波乱を期待するのは禁物

  • 2022年11月04日(金) 18時00分

回収率を見ても堅い重賞なのは明らか


 アルゼンチン共和国杯はハンデ重賞なので波乱を期待する人もいるだろうが、過去10年全馬を均等買いした場合の回収率は単29%・複47%。むしろ堅い重賞の部類だ。まずは上位人気馬を吟味して、ヒモ馬で少しだけ穴を狙うくらいが妥当だろう。

 テーオーロイヤルは休み明けオールカマー5着だったが、距離延長はプラス。東京は2400mと2500mを比べると100mの距離差以上に後者のスタミナ色が強い。それだけこのコースはテーオーロイヤルにとって有利だ。

 キラーアビリティは近年好走の多い3歳馬。ダービーは極端な位置になったわりに6着は上出来だろう。デキの問題もあるので今回鉄板とは言えないが、将来性は今回のメンバー中でも最上位だ。

 ヒートオンビートは勝ち切れていないが常に一定の着差に来ている。母が桜花賞馬なのでイメージが湧きづらいかもしれないが、おそらくは長距離のほうがいい。その意味でテーオーロイヤル同様、この舞台は良い。

 ハーツイストワールはオープンに上がってまだ3戦目。天皇賞春は大敗、リステッドは勝利という結果だった。ここが真価を問われる一戦。おそらく将来もGIでの好走は難しいように思うが、ハンデGIIなら十分にチャンスがある。

 ボスジラはオープン特別・リステッドだと高確率で好走して重賞だといまひとつという成績。今回は3走続けて馬券に絡んできた勢いがあるが、それをもってしても重賞の壁を突破できるかどうか。オッズ次第で評価を決めたい馬だ。

 ユーキャンスマイルは前走で久々の好走。相手関係に加えて、速い上がりを武器とするこの馬の全盛期が蘇ったようだった。前々走以前の成績を見ると強気にはなれないが、GIと別定・定量GIIばかり使っていた影響もあるかもしれない。今回も△を回すかどうかくらいは検討する必要がある。

 ラストドラフトは一昨年の2着馬。東京では良く走っているし、56キロならぎりぎり馬券圏内は期待できそうだ。
 
 ブレークアップは今回3頭いる前走条件戦組のうちいちばん若い4歳馬。絶対勝ち負けに絡むとまでは言えないが、先行力を生かして見せ場を作ることはできる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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