今週末はシルクロードS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る中京芝1200m重賞はサンデーの適性を強く受け継がない血統馬が有利な舞台
中京芝1200m重賞は、日本の芝主流条件で要求されやすいサンデーサイレンスの「末脚の伸び」を薄められた血統馬が有利になりやすい舞台。
2020年以降、中京芝1200m重賞は10レース施行。このうち、父も母父も非サンデー系の馬は9レースで馬券対象に走り、複勝回収率は127%。該当配合が複数馬券になったのも4レース。ワイドのBOX回収率は166%。
同じようなことを中京芝1200m重賞では5年以上書き続けているわけですが、昨年のシルクロードSは父サンデー系が1-3着を独占してしまいました。
ただし、昨年の勝ち馬メイケイエールは父がミッキーアイル。3着のナランフレグも父はゴールドアリュール。共通するのは自身も産駒も芝2000m以上のGIを勝っていないことです。
サンデーの絶対的な身体能力自体を受け継ぐのはスプリントGIでも悪いことではありません。芝中距離で要求される「伸び」の要素を薄められた配合であることがスプリント戦では重要なのです。エーピーインディやストームキャットの身体能力は受け継いでも「適性」は強く受け継がない方が日本の芝中距離にマッチするのと同じ仕組みです。
もっとも、今年は昨年の応用編のような結果をわざわざ振り返る必要がないほど、ベタに当レース向きの馬が出走しています。
マッドクールはアイルランド生産馬。サンデーサイレンスの血を持たない馬。
父はダークエンジェル。現役時代にイギリスの2歳主要短距離G1を勝って早々に引退。種牡馬になると、欧州の短距離G1馬を多数輩出。
JRAでも体力の完成度の高さに加え、スピードと素軽さを色濃く伝え、出走した産駒は12頭中8頭が勝ち上がり。8頭中7頭が芝で勝ち上がっているように、日本の芝への対応力も抜群。
産駒の芝での成績は、27連対中17連対が芝1200m以下。さらに決着時計が1分7秒9以下の高速戦では延べ8頭が出走して5勝。複勝率75%と驚異的な成績。
父は日本の芝スプリント戦でもスーパーサイヤーと認定しているダークエンジェル。スーパーサイヤーと呼ぶのは主観かもしれませんが、それを否定してくれる馬券プレイヤーが多い方が馬券勝負では嬉しいぐらい(笑)
2月のYoutube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でもダークエンジェルは放映されるのですが、シルクロードSでマッドクールが圧勝してしまうと後付け感も強すぎるので(笑)当コラムにてダークエンジェルの素晴らしさを先んじて記します。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のシルクロードS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!