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【桜花賞予想】桜花賞は上位種牡馬にスピードを強化した配合馬

  • 2024年04月05日(金) 19時00分
今週末は桜花賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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獲得賞金上位種牡馬の産駒に注目


 桜花賞は、日本の中心距離で行われる芝1600mの広い舞台で行われるレース。種牡馬の格が反映されやすい舞台。種牡馬の格を端的に示す指標は、獲得賞金。実際、桜花賞はその世代の牝馬で芝の獲得賞金上位馬を出す種牡馬の産駒が順当に走っています。

 昨年の勝ち馬リバティアイランドの父はドゥラメンテ。桜花賞までの牝馬の産駒の芝賞金獲得ランキングは1位。2着コナコーストの父キタサンブラックも賞金ランキングは4位。

 今年の牝馬(21年生産)の芝賞金獲得ランキング1位種牡馬はスワーヴリチャード。2位エピファネイア。3位キズナ。4位ダイワメジャー。今年も獲得賞金上位種牡馬の産駒が複数馬券圏内に走る可能性は高いでしょう。

 適性面で注目すべき血統の傾向は、体力の完成度を早くする血に加え、1400m以下でも高いパフォーマンスを発揮できるスピードを強化する血を持つこと。

 昨年の桜花賞もリバティアイランドは順当勝ちとしても、2着のコナコーストが0.2秒差に迫れたのはレース適性にも恵まれたからこそ。同馬の祖母はアンブロワーズ。2歳GI・阪神JFで2着。2歳限定の芝1200m重賞も勝利。2歳重賞とスプリント重賞実績馬。その父フレンチデピュティもスプリントGIと若駒限定の芝マイルGIで種牡馬として抜群の実績を収めた。

 一昨年の2着馬ウォーターナビレラも芝1400m重賞勝ち馬。母父キングヘイローはスプリントGI勝ち馬で産駒も勝利。3着馬ナムラクレアも芝1200m重賞勝ち馬。父ミッキーアイルも若駒限定のマイルGI・NHKマイルC勝ち馬で芝1200mGIでも連対実績がある馬。

 今年の獲得賞金上位種牡馬の産駒で若駒戦と1400m以下適性の高い血も補われている産駒はクイーンズウォーク、イフェイオン、コラソンビート。

 クイーンズウォークはキズナ産駒。母はウェイヴェルアベニュー。日本の短距離戦よりも流れの激しいアメリカのBCフィリー&メアスプリント勝ち馬。母母父はシルヴァーデピュティ。桜花賞をはじめとする若駒限定戦のマイルGIとスプリントGI適性が高いヴァイスリージェント系種牡馬。

 イフェイオンはエピファネイア産駒。母はイチオクノホシ。デビューから2連勝後に阪神JFで4着。芝1400m重賞の阪神牝馬S2着馬。体力の完成が早く1400m以下に対応するスピード能力も高い繁殖牝馬。

 コラソンビートはスワーヴリチャード産駒。同馬の母父はアンブライドルズソング。2歳G1・BCジュベナイル勝ち馬。同馬の血を継ぐ産駒も2歳から高いパフォーマンスを発揮できる産駒が多く、同馬を母父に持つコントレイルも2歳重賞東スポ杯2歳Sで三冠レースと同じかそれ以上のインパクトのあるパフォーマンスを発揮しました。父、母父、母母父がヘイロー系というヘイローの塊のような配合。1400m以下の適性も強化されています。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の桜花賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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