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【皐月賞予想】今年の皐月賞も父欧州型 サンデーの影響度が薄い血統に注目

  • 2023年04月14日(金) 19時00分
今週末は皐月賞!
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鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
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タフな馬場は主流血統のスピードが削がれやすい


 2015年以降で良馬場以外だった年や勝ち時計が1分59秒以上かかった年は、2018年、2020年、2021年、2022年の4回。父が非サンデーサイレンス系の好走が目立ちます。主流スピードが問われず、反主流の馬力が問われやすいことが大きく影響しているでしょう。

 昨年は5番人気1着のジオグリフが父非サンデー系のドレフォン産駒。母父も欧州型の非サンデー系で母系に馬力強化のノーザンテースト。ダービー馬ドウデュース、イクイノックスが大幅にパフォーマンスを下げました。

 2021年も父非サンデー系が5頭出走。1〜4着までを独占。

 2020年もタフな馬場。4頭しか出走していなかった父非サンデー系のうち、ウインカーネリアンが17番人気の超人気薄ながら4着に善戦。それでもコントレイルは力の違いを見せつけました。この歴史的名馬が出ていなければ、ウインカーネリアンは繰り上がって大穴馬券になった可能性は高いですし、4着であってもサンデーの影響度が薄い馬力血統が恵まれたことは事実。

 2018年は9番人気で2着のサンリヴァルと8番人気で3着のジェネラーレウーノが父非サンデー系の欧州型。

 父サンデー系(大系統)で馬券になった馬も、2018年7番人気1着のエポカドーロがオルフェーヴル産駒でステイゴールドの系統。2020年8番人気3着のガロアクリークは母父がキングマンボで母母父がナシュワン。英国ダービー馬で凱旋門賞馬も出している重厚な血統。時計がかかる馬場だった年の父サンデー系(大系統)は凱旋門賞実績のある血を持つ馬が好走しています。

 今年の馬場もタフな馬場を予想。父が非サンデー系。特に父か母父が欧州型かノーザンダンサー系の馬が馬力を問われる馬場で恵まれそうです。

 トップナイフは父がデクラレーションオブウォー。父も母父もノーザンダンサー系。Youtube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でも日本での産駒デビュー前からの活躍を予想していましたが、すでにGIで連対。キャリアを強みにする血統。馬力の鍛錬はキャリアが必要とされますので、今主流の少ないキャリアでトップスピードを伸ばすのとは相反するキャリアで出走するのも、タフな馬場なら強みになるはず。3代母のワンスウエドはテイエムオペラオーの母。そのテイエムオペラオーも父がノーザンダンサー系。タフな馬場で行われた皐月賞を優勝。やはり、キャリアを強みにして主流血統馬を相手に勝利しました。(当時の皐月賞も1、2着はノーザンダンサー系)

 ベラジオオペラは父が欧州型で非サンデー系のロードカナロア。同種牡馬は母父の特徴を出しやすい引き出し型。その母父は欧州型ノーザンダンサー系のハービンジャー。欧州指向の馬力レースは得意。3代母はエアデジャヴー。牝馬3冠レースですべて3着以内に走った名牝。4代母はアイドリームドアドリーム。その産駒エアシャカールも、やはりタフな馬場だった皐月賞で外枠から勝利した馬。

 そのほかの父非サンデー系。特に父か母父ノーザンダンサー系も注目。詳細はスマート出馬表(無料)を参照してください。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の皐月賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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