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【ユニコーンS予想】ユニコーンSは「日本の砂」血統に注目

  • 2023年06月16日(金) 19時00分
今週末はユニコーンS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

ブライアンズタイムは日本の砂で最高峰の種牡馬


 ユニコーンSが行われる東京ダート1600mは世界的に見ても特殊な舞台。仮に1着賞金を10億円にしても、アメリカ、欧州、日本の芝でトップホースになった馬が参戦して勝てる可能性は低いでしょう。

 先週は同コースで行われた夏至Sを「亀谷競馬サロン」「競馬放送局」で公開している勝負レースに指定。勝ち馬のケイアイシェルビーを本命に推奨。◎〇△で3連単13万馬券を的中させました。

 東京ダート1600mはアメリカのダート血統も日本の芝血統、どちらにとってもベストな舞台ではありません。ただし、馬場状態によってアメリカ血統か日本の芝血統どちらかが有利になりやすい傾向もあります。

 先週の東京ダートは湿った馬場状態で差しが決まる状況。この馬場だと米国血統がスピードを持続するよりも、父が日本の芝血統、母から砂適性を補われた配合馬がベストマッチとなります。勝ち馬のケイアイシェルビーは父が日本の芝最高峰種牡馬ディープインパクト。母はダート1400mでレコードを出したケイアイガーベラ。芝血統に高速砂適性を強化した配合馬でした。

 今週末のユニコーンSも似たような馬場であれば、似たような配合パターンを狙う手もあるのですが、今週末は晴れ予報。世界でも独特な日本の砂コースでGIで実績を収める種牡馬を狙うアプローチがマッチすると予想します。日本の砂実績に長けた血を強化する配合馬の次に向くパターンは、米国血統と欧州血統を半々ぐらいで配合された馬に向きます。

 たとえば昨年は勝ち馬のペイシャエスは父がエスポワールシチー。同コースGI勝ち馬。母父ワイルドラッシュも同コースGI勝ち馬を出した種牡馬。母系にはジャイアンツコーズウェイとサドラーズウェルズ。欧州最高レべルの種牡馬でスケールを獲得した配合馬。3着のバトルクライも母系にブライアンズタイム。母父はキングカメハメハ。ドバイワールドカップの勝ち馬ウシュバテソーロも母父キングカメハメハ。異種格闘技戦のような舞台で世界一を競うレースでも最高峰のスケールを与える血。

 2着のセキフウは父が米国型のヘニーヒューズ。母父はキングカメハメハの父キングマンボ。母系にはサドラーズウェルズ。やはり、米国要素と欧州要素を半分ずつ強化。そこに各国のGIで通用するスケールを加えた配合でした。

 ブライアンセンスは母父がブライアンズタイム。JRA、NARどちらの砂でも最高峰の馬力とスタミナを強化する種牡馬。父ホッコータルマエも砂のGI馬。父はキングカメハメハ。異種格闘技戦のような特殊舞台でのスケール勝負に強い血統。

 乾いたダートであれば、米国的な追走スピードも、日本の芝のような直線スピードも問われません。砂適性とスケールを問われる舞台は、他の方向性を持った配合馬よりも有利でしょう。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のユニコーンS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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