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【クイーンS予想】スプリント指向のクイーンS

  • 2023年07月28日(金) 19時00分
今週末はクイーンS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

スプリント血統が人気薄で続々と激走


 クイーンSは戦歴、血統ともにスプリント指向のレース。洋芝で小回りの流れに乗り、直線の伸びも必要なレースで、欧州のスプリント戦のような適性も問われるため。

 特筆すべきはスプリント血統が走りやすいこと。2020年11番人気1着のレッドアネモスは母父がサクラバクシンオー。2着ビーチサンバは父がクロフネ。サクラバクシンオー、クロフネともに芝1200mのGI勝ち馬を複数出した種牡馬。クロフネ産駒は2017年にもアエロリットが1着。2016年に11番人気3着のダンツキャンサーも母父がサクラバクシンオー。

 世界のスプリント戦でも主流系統のダンチヒ系も好相性(系統分類は無料公開しているスマート出馬表を参照)。2022年1着テルツェット。2018年1着ディアドラ。2019年1着ミッキーチャーム、9番人気3着カリビアンゴールドは父か母父がダンチヒ系の血統馬。

 2022年8番人気2着のサトノセシルは父がフランケル。その母父はダンチヒ系。日本でも高速芝1600m以下で優れたパフォーマンスを発揮する馬を多数出す種牡馬。

 そして戦歴もスピード指向。二桁人気で馬券になった2016年11番人気3着のダンツキャンサーは前走1400mのオープン特別で連対。1500m以下のみで勝ち星を上げていた馬。2015年7番人気1着のメイショウスザンナも芝1200mの準オープン勝ち馬。

 前走では短い距離を使っていた馬も有利。3番人気以内の馬に限っても前走1600m以下は過去10年(札幌開催)で複勝率が67%に対し、前走1700m以上を使っていた3番人気以内で馬券になったのは2013年以降では2018年1着のディアドラだけ。2000m以上の重賞実績が評価されて人気になっているタイプはさらに信用できません。

 コスタボニータの父はイスラボニータ。産駒は短距離適性高い産駒を出しやすいPサンデー系の種牡馬。イスラボニータ自身、芝1400mの阪神カップでレコード勝ちしたように1400mで高いパフォーマンスを発揮した馬。コスタボニータは4勝すべてが芝1800m以下での勝利。うち3勝はマイル戦。マイル重賞の阪神牝馬Sでも3着に走ったようにマイル以下で高いパフォーマンスを発揮するスピード指向の強いタイプ。当レース向きの戦歴、血統の馬。

 ジネストラは父がロードカナロア。スプリント戦の名馬。芝1200mの種牡馬ランキングも首位。近親にシンコウラブリイ。過去4勝はすべて芝1600m以下。うち3勝は芝1500m以下。

 中間の調整はノーザンファーム天栄。天栄での感触は「亀谷競馬サロン」のフロントラインもご参照ください。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のクイーンS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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