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【秋華賞予想】ドゥラメンテシーズンの始まりでもある秋華賞

  • 2023年10月13日(金) 19時00分
今週末は秋華賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

芝重賞を圧倒しているドゥラメンテ産駒


「血統ビーム」は、血統によって能力の方向性が異なる概念を予想に活用しています。いわば血統を活用した予想方法の応用編的な予想概念ですが、血統を予想に活用する基本は、絶対的繁殖能力が高い種牡馬を中心に見ることです。

 今年の凱旋門賞は3頭しか出ていなかったフランケルの血を継ぐ馬が1-3着を独占。予想も大本線で的中できた(亀谷敬正の凱旋門賞予想はこちら)のは、馬場適性もさることながら、今の欧州競馬ではフランケルが絶対的な存在であることから予想をスタートさせたことが何よりも大きいのです。

 今年の欧州G1でのフランケルのように、今年の日本の芝重賞でディープインパクト以上に圧倒的な成績を収めているのがドゥラメンテ産駒。芝重賞の産駒勝利数の9勝は1位。勝率20%。連対率30%。複勝率39%。単勝回収率150%。複勝回収率117%もトップ10種牡馬の中ではすべて1位。

 この様な成績を収めることはYoutube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でも初年度産駒が今ほどの成績を収めていないことから予想していました。目の前の馬券ゲームを当てるだけが予想ではありません。中期的に、予想結果に重大な影響を与える血統を分析するのも大事な予想なのです。今年の秋GIもドゥラメンテ産駒がキー種牡馬になる。まずは、そう予想します。

 ドゥラメンテ産駒の強みは、絶対的繁殖能力の高さに加え、ディープインパクトが特に得意としていた条件で強い産駒を同じように出すこと。

 たとえば、大阪杯はディープインパクト産駒が特に強いレースでした。2022年は産駒が1、2着。21年も1、3着。19年も1、3着。

 そして、大阪杯でドゥラメンテ産駒が初出走した2022年は、アリーヴォが複勝1240円で3着。当時の予想では「これからはディープが特に強いレースでドゥラメンテ産駒が走りやすい」とレース前に書き、アリーヴォを本命に推奨しました。

 秋華賞も過去10年でディープインパクト産駒が4勝。8連対。大阪杯と同じ芝2000mのGIですから特に強さを見せます。

 リバティアイランドはドゥラメンテ産駒。母ヤンキーローズはオセアニアの名牝。世界最高峰のスプリント2歳G1ゴールデンスリッパーSで2着。最優秀3歳牝馬にも選出されました。ドゥラメンテ産駒から三冠牝馬を出す偉業を達成すると同時に、今年の秋GIのドゥラメンテシーズンのはじまりを象徴する存在にもなることを期待します。

 なお、ドゥラメンテとディープインパクトでは、成功しやすい配合の傾向が異なります。ドゥラメンテはオセアニア繁殖やサドラーズウェルズ系を持つ配合馬でもGI馬を続々と出しています。一方で、ドゥラメンテは、ディープ産駒が日本のクラシックで数多くの結果を出してきたアメリカ型の繁殖牝馬との配合馬だと、ディープ産駒よりもダート馬が増えます。ドゥラメンテ産駒の配合の妙については、来週以降のGIでも何度もテーマになるでしょうから、秋GIの見解を通じてさらに掘り下げていく予定です。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の秋華賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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