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【きさらぎ賞予想】前走オープン組が多い今回

  • 2024年01月30日(火) 12時00分

前走オープン組は半分以上が馬券に絡んでいる


 若い馬たちがレース数を使わなくなったことが影響しているのだろうが、この時期の3歳重賞における前走オープン組の比率がやや下がっている。きさらぎ賞の過去10年では28頭の前走オープン組が出走してきたのだが、その前の10年、20〜11年前は48頭だった。

 平均出走頭数は過去10年が9.0頭、その前の10年は11.2頭でこちらも減っているのだが、そこに占める前走オープン組の比率は過去10年が31.1%、その前の10年は42.9%なので、やはり前走オープン組の比率は下がっている。

 ところが今年は登録12頭に対し前走オープン組が6頭と、半分が前走オープン組だ。しかも馬券に絡んできた馬が3頭いる。

 前走オープンで馬券に絡んでいたきさらぎ賞出走馬は過去10年[3-2-1-5]。半分以上が馬券に絡んでいるのはさすがだ。複数の該当馬がいた年を見ると、2020年(該当4頭)は1着馬と3着馬、2021年は1着馬と2着馬になっている。

 二兎を追うものなんとやらになりかねないが、同じ理屈でいくと今年のきさらぎ賞は3連複フォーメーションの1,2列目を該当3頭、3列目をその他の馬というような買い方でいっても面白いかもしれない。言うだけでは申し訳ないので、自分でもやってみようかと思う。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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