人気を裏切ることも!?
今年の中山記念には前走国内GI出走馬が6頭、香港C出走のヒシイグアスを入れると7頭の前走GI組がいる。
これだけGI組がいれば、さすがに総崩れということは考えづらい。前走GI(海外G1は含むがJpnIは含まない)出走馬が4頭以上いたのはGIIに格付け以降、2011年が最初だがその中身は
2011年 4頭 [1-1-0-2]
2014年 7頭 [1-0-0-6]
2016年 7頭 [1-1-1-4]
2017年 6頭 [1-0-1-4]
2018年 5頭 [0-1-1-3]
2019年 6頭 [0-1-1-4]
2020年 5頭 [1-1-0-3]
2023年 5頭 [1-0-0-4]
となっている。悪い年でも勝ち馬を出しており、勝ち馬を出せなかった年は2着馬と3着馬を出している。2016年のようにワンツースリーした例もある。
ただ、前走GI組は、人気通りに来ないことも多いので注意が必要だ。23年は5頭中人気順では4番目だったヒシイグアスが優勝。20年は1、2番人気が1、2着したが、2019年は6頭中人気順では5番手のラッキーライラックが2着と最先着。2018年に至っては5頭中人気順で4番目のアエロリットが2着、5番目のマルターズアポジーが3着で、人気順1〜3番目の馬たちが馬券外となった。
前走GI組が3頭以下の年でも、例えば2015年は3番人気ヌーヴォレコルトが勝って1番人気イスラボニータが5着、22年は2番人気パンサラッサが勝って1番人気ダノンザキッドは7着だった。該当馬の頭数に関わらず、中山記念における前走GI組は人気順どおりに走らない面がある。
まずは今回の前走GI組を人気順通りに並べてみて、「人気順上位でない、買いたい馬はどれか」を考えてみることを予想の第一歩にしてみてはどうだろうか。