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アーモンドアイ以外の馬の“好材料”を発見!

  • 2018年05月19日(土) 12時00分


◆忘れたころの忘れな草賞

 今週はオークス、来週はダービー。いい季節がやってきました。去年はルメール騎手と藤沢和雄調教師の“旋風”が吹き荒れましたが、今年はどうなるでしょう?

 オークスはアーモンドアイが強そうですね。同馬は、桜花賞をメンバー中上がり(600メートル)最速のタイムで優勝しています。そういう桜花賞馬は、2008〜17年の10年間に4頭いました。

 このうち、16年のジュエラーはオークスに出ませんでしたが、09年のブエナビスタ、12年のジェンティルドンナはオークスを制して2冠馬となり、14年のハープスターも2着に入っています。勝率.667、連対率10割。アーモンドアイを外して馬券を買うのは無謀かもしれませんよ。

 そうは言っても、何とか“好材料”を見つけて、ほかの馬を狙ってみたいという方も多いはず。そこでヒントになるかどうかはわかりませんが、いくつかのデータをご紹介しておきます。

 まず、ここ数年のオークスで目立っているのが、前々走で重賞勝ちしたのに、桜花賞で9着以下に負けた馬の巻き返し。13年優勝馬のメイショウマンボ、14年3着馬のバウンスシャッセ、15年2着馬のルージュバック、17年3着馬のアドマイヤミヤビがこのタイプです。今年、前々走で重賞勝ち→桜花賞9着以下という馬は出ていませんが、レッドサクヤ(前々走は特別勝ち)は上記4頭に似ているような気がします。

 最近10年の1〜3着馬の前走は、桜花賞かフローラSか忘れな草賞か皐月賞でした。桜花賞から直行してきた馬に関しては、桜花賞での着順は不問と言ってもいいのですが、フローラSならそこで5着以内、忘れな草賞ならそこで1着に来ていなければ、オークスでの好走は望み薄です。

 また、前走がそれ以外のレースだった馬もしばらく好走例がありません。スイートピーSだった馬は、07年にラブカーナが3着に来たのが最後。その他のレースとなると、4月のはなみずき賞に勝ってオークスも制覇した1988年のコスモドリーム以来皆無。カンタービレ、トーホウアルテミス、ロサグラウカなどにとっては厳しいデータです。

 それと、何回か当コラムに書いたことがあると思いますが、オークスは小柄な馬がよく来ているレースでもあります。ここ10年の1〜3着馬30頭のうち7頭が馬体重440kg未満の馬でした。前走の馬体重と今回の事前発表馬体重を見ると、440kg未満で出てきそうで、しかも上記のデータで“生き残る”馬がいるかどうかは微妙ですが、一応気にしておきたいと思っています。

 で、オマエは何を買うんだ、って? ウーン、アーモンドアイと、忘れた頃にやってくる忘れな草賞勝ち馬ということで、オールフォーラヴとのワイドを買ってみようかな。アーモンドアイとレッドサクヤのワイドもおもしろそうなので、まだ悩んでいます!

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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