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新たに“競馬場前駅“ができる可能性が!

  • 2018年09月22日(土) 12時00分


◆もし改称となれば競馬駅は8つ目

 今回は私の得意ネタである競馬と鉄道の話です。「京急が46駅の新名称募集」。こんな見出しの記事が、先日、インターネット上にアップされました。

 京急と言えば、東京と神奈川とを結ぶ大手私鉄。その創立120周年を記念して、品川や横浜、川崎大師や三浦海岸など、他社線との乗換駅や馴染みの深い駅などを除く46の駅について、駅名変更案を募集するというのです。

 そこでぜひお願いしたいのが、大師線「港町(みなとちょう)駅」の「川崎競馬場前駅」への変更。なにしろ、同駅の改札を出て歩いて5分ほどのところに川崎競馬場があります。また、同駅は他社線との乗換駅ではないので、これは変更してもらえるんじゃないでしょうか?

 ウィキペディアによると、同駅のルーツは近くを流れる多摩川の「河川事務所前(臨時)停留場」だったとのこと。それが、近所に日本コロムビアの工場があったところから「コロムビア前駅」となり、さらにそれが「港町駅」に改称されたそうです。

 で、どうして港町なのかというと、再びウィキペディアによれば、近くの久根崎というところに、六郷(多摩川)の渡しの船着き場や漁港があって、その一帯が“ミナト”と呼ばれていたから。今でもその“ミナト”があれば話は別ですが、それはもう遠い昔の話になってしまいました。駅名に名残をとどめておく必要はないと思います。

 さらに、この駅の名前は、先に読み仮名を付け加えたように「みなとちょう」です。でも、たいがいの人は「みなとまち」と読んでいます。これは、美空ひばりさんの往年のヒット曲に「港町(みなとまち)十三番地」というのがあった影響でしょう。しかも、同駅の“接近メロディ”にその曲が使われているとなれば、「みなとまち」と誤読してしまう人がたくさんいるのは当たり前。駅名と地名の乖離(かいり)という事態も招いているわけです。これは何とかしていただかないといけません。

 ちなみに、日本に現存する“競馬”の文字を含む駅は以下のとおりです。
◎競馬場前=函館・函館市電
◎府中競馬正門前=東京・京王電鉄
◎船橋競馬場=船橋・京成電鉄
◎大井競馬場前=大井・東京モノレール
◎中京競馬場前=中京・名古屋鉄道
◎名古屋競馬場前=名古屋・あおなみ線
◎競馬場前=小倉・北九州モノレール

 「港町駅」が「川崎競馬場前駅」に改称されれば、全国で8つめの“競馬駅”になります。

 とはいうものの、この駅名変更案募集企画に参加できるのは、「京急沿線にお住まいの小中学生の皆さま」に限られています(京急ホームページ=http://www.keikyu.co.jp/information/cp/ekimei/index.html)。ここはどうしても、大人たちからの働きかけが必要になるでしょうね。お知り合いに応募資格を持つ少年少女がいらっしゃるみなさん、なにとぞよろしくお願いします!

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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