競馬最前線/矢野吉彦

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ダービー予想のヒントとなるかもしれないデータをご紹介!

2017年05月27日(土)12時00分

注目数:27人


◆同一生産者の3連覇は過去1度もない、とか…

 さぁいよいよ日本ダービー。JRAも数週間前から「15万人の歓声は、ドエラい!」 というCMをガンガン流して、PRに躍起です。

 パドックの周回をレースと思っちゃったり、牡牝の漢字が読めなかったりと、なかなか“シュール”な今年のJRACMですが、ダービー編はまぁまぁ“フツウ”でした。もし今後も“シュール編”を続けるなら、私にもアイデアがありますよ。

 その1=1着から5着までの着差がすべてクビだったレース。電光掲示板を見て○○ちゃんが「ねぇ、あの番号の馬はみんなクビになっちゃうの?」と尋ねる。

 その2=新聞のダービー出馬表を見た○○クンと△△ちゃんの会話。○○クン「ダービーって、3歳の馬しか出られないんだって」、△△ちゃん「フーン、で、騎手はみんな57歳なのね?」

その3=同じく、とあるレースの出馬表を見ながら○○ちゃん「馬には鹿毛とか芦毛とか、毛色の違いがあるみたいよ」、△△クン「そうそう。でもこのレースは栗毛の馬しかいないな。この『美』っていう印は、その中でもキレイな馬っていう意味かな?」。

 えっ、その1はわかるけど、2と3はわからない?そういう人がいるってことは、ああいうCMも必要だってことですね。ウーン…。

 さてさて、話をダービーに戻しましょう。当コラムでは、年始から何度かダービー予想のヒントとなるかもしれないデータをご紹介してきました。それは、同一生産者の3連覇は過去1度もない、とか、皐月賞で1〜3番人気馬が馬券に絡まなかった時、皐月賞馬がダービーに出てくればその馬が必ず2着以内に来ていて、4着以下に負けた1〜3番人気馬のうちの1頭は3着になっている、なんていうものです。

 これを考え合わせるとタイヘンなことになります。まず、皐月賞馬のアルアインは2連覇中のノーザンファームの生産馬。3連覇は難しいと考えれば2着とするしかありません。そして、同馬が出てきたんですから、皐月賞2番人気で6着のスワーヴリチャードと3番人気で9着のカデナはどちらかが3着に来るわけです。

 じゃぁ、勝つのは?いずれも“初制覇”というキーワードでくくられるアドミラブルもレイデオロもサトノアーサーも、ここ10年で4勝している1番枠に入ったダンビュライトも、みんなノーザンファームの生産馬でしょう?

 さらに、いわゆる乗り替わりの馬は1985年のシリウスシンボリを最後に勝っていませんから、ペルシアンナイトなど3頭も?これらを消してしまうと、ガツンと来るような馬が見当たらなくなっちゃうんですよ。

 思い切って、2着がアルアイン、3着がスワーヴリチャード+カデナで、1着に2,3,5,9,10,15,16,17を抜てきした3連単フォーメーション(全16通り)を買ってみましょうか?

 でもよく考えると、私のデータ作戦はなかなか当たらないっていう“強力データ”も存在するんですけどね。
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コラムニストプロフィール

矢野吉彦
矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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